諏訪湖エリアの旅はプロ市民におまかせ!500円から依頼できる観光ガイド

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2023/12/10

諏訪湖や霧ヶ峰をはじめ、大自然に囲まれた長野県諏訪市。その美しい自然に注目が集まりがちですが、実は歴史を感じる街歩きも楽しい場所ということをご存じでしょうか。

ですが、はじめての旅先では情報を集めるのが大変。「詳しい人がいてくれたらな」と考えたことはありませんか?

そこで諏訪市を初めて訪れる方はもちろん、諏訪市の新しい魅力を知りたいというかたにもおすすめなのが、諏訪市の観光ガイドサービス。

諏訪湖エリアまちなか観光案内人」が、行きたいスポットやコースをリーズナブルな価格で案内してくれるんです。

今回は、そんな諏訪市のガイドサービスをご紹介します。

「諏訪湖エリアまちなか観光案内人」が諏訪湖エリアを詳しくガイド

image by:Shutterstock.com

諏訪湖エリアまちなか観光案内人」とは、諏訪湖を中心とした観光スポットやコースを観光ガイドさんが一緒に回ってくれる、諏訪市独自のサービス。

有名な観光地はもちろん、地元の人だからこそ知る歴史の小話やお店の情報など、ネットやガイドブックでは知り得ない情報をたっぷりと紹介してくれるので、諏訪観光の満足度が格段にアップすること間違いなし。

道に迷うこともないため、決められた時間で見てまわりたいというかたにもぴったりの制度です。

案内してくれるのは、知識の豊富な「市民」ガイドさん

image by:Nagano Tourism Organization

まちなか観光案内人のガイドさんたちは、諏訪湖を取り囲む3つの市町村からなる商工会議所・観光協会の実施した「おもてなしアカデミー」の修了生の方々。


専門の知識はもちろん、実際に地元に暮らす市民だからこその経験もあり、諏訪湖エリアに詳しいかたばかり。初心者だけでまわるのとは一味違う楽しい時間を一緒に過ごしてくれます。

諏訪大社での無料の観光ガイドのほか、有料で諏訪エリア各所のガイドもお願いすることができます。有料のガイドは事前予約制。観光する日の7日前までに予約が必要となり、参加人数は2名以上です。

image by:Nagano Tourism Organization

「スポット案内」の料金は2〜10名までは、1時間あたり人数×500円。11名以上は10名までは一般料金、11名以降の人数は1時間あたり200円で利用することができます。

散策コース料金」は、ガイドさんとともに各地を観光できるコース。

2時間30分以内を目安に、人数※×1,000円でガイドを依頼できます(※2〜15名まで。交通費、入館料等は別途実費負担)。

せっかくなら「散策コース」でたっぷりガイドしてもらおう

「シルクの産業遺産をめぐる」コースでめぐる岡谷蚕系博物館 image by:PhotoAC

観光スポットが豊富な諏訪湖エリア。ぜひともスポットのみではなく、コースで案内してもらうのがおすすめです。

「諏訪湖や上諏訪のまちあるき」から「諏訪大社下社といで湯の町散策」、「シルクの産業遺産をめぐる」コースなども魅力的ですが、今回おすすめしたいのは「諏訪大社上社の壮、歴史発見ウォーク」のコース。

実際に案内してもらった様子を交えながらご紹介します。


いざ、「諏訪大社上社の壮、歴史発見ウォーク」へ

image by:Nagano Tourism Organization

諏訪湖エリアの歴史スポットをめぐる「諏訪大社上社の壮、歴史発見ウォーク」コースは見どころたっぷり。実際にガイドの方々が市内をめぐって作られたコースは、たくさんの歴史や逸話を教えてもらいながら楽しめます。

このコースは諏訪大社から始まり、法華寺や神宮寺跡、武居畑遺跡(展望台)に長官守矢史料館、諏訪市博物館をめぐります。

立ち寄りたいところがあったり、時間的な余裕がなければ付け足すことも削ることも柔軟に対応していただけますよ。

諏訪大社上社

image by:Shutterstock.com

諏訪大社」は日本最古の神社のひとつ。祀られているのは日本三大軍神にも数えられるタケミカヅチノミコトです。

諏訪湖のほとりに鎮座する四社巡りが有名で、コースには本宮と前宮が含まれます。残りの二社は諏訪湖を挟んで北側に位置していますが、コースには含まれないので後日個人でゆっくりまわるのもいいかもしれません。

7年目毎に一度、寅と申の年に執り行われる「御柱祭(おんばしらさい)」のことなど興味深いお話を聞かせてくれます。

image by:PhotoAC

前宮は本宮の東から約2kmの所にあり、御祭神である建御名方神(たけみなかたのかみ)が最初に居を定めた地ともいわれています。諏訪信仰発祥の地といえる場所です。

静かで荘厳な雰囲気は、心を落ち着かせ、穏やかな気持ちにさせてくれます。伊勢神宮の古材を使って創建されている本殿も必見です。

image by:Amehime/Shutterstock.com
  • 諏訪大社
  • 上社本宮:長野県諏訪市中洲宮山1/上社前宮:長野県茅野市宮川2030
  • 0266-52-1919(上社本宮)
  • 公式ホームページ

法華寺

image by:photoAC

諏訪大社本宮のすぐ隣りにある「法華寺(ほっけじ)」も歴史あるお寺です。

鎌倉時代に創建されたとされる法華寺は、織田信長が明智光秀を叱責し、のちに本能寺の変へ繋がる因縁のある場所とも言われている寺院。歴史ロマンを味わえる法華寺をぜひ散策してみましょう。

神宮寺跡

神宮寺跡」は、かつて諏訪大社上社本宮の南側にあった寺院。大きな五重塔や普賢堂、鐘楼、釈迦堂などが集まる特別な場所でしたが、明治時代の神仏分離令により法華寺を除いて取り壊されてしまったのだそう。

残念ながら現在は参道と一部の礎石や池だけが残されている状態です。このあたりのできごとについても、ガイドさんが詳しく説明してくれます。

  • 神宮寺跡
  • 長野県諏訪市中洲

神長官守矢史料館

image by:Kenta Mabuchi, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons

神長官守矢史料館」は、諏訪大社の重要な神職を務め続けた「守矢家」が、鎌倉時代から伝えてきた貴重な文書を保管する史料館。

館内では、諏訪大社で行われる御頭祭(おんとうさい)に関する資料や、武田信玄の古文書を中心にした守矢文書、出土品などが展示されています。

御頭祭は、五穀豊穣を祈る諏訪大社固有の神事。現代も執り行われており、資料とともに脈々と受け継がれてきた歴史文化を学べる場所となっています。

  • 神長官守矢史料館
  • 長野県茅野市宮川389-1
  • 茅野
  • 入館料:大人 100円/高校生 70円/小中学生 50円/小学生未満 無料 ※団体料金あり
  • 定休日:毎週月曜/年末年始(12月29日~1月3日)※国民の祝日の翌日が月曜にあたる時はその翌日も休館
  • 9:00~16:30
  • 茅野市公式ホームページ

諏訪市博物館

image by:photoAC

諏訪信仰にまつわる資料を見られるのが「諏訪市博物館」です。

御柱祭の迫力ある映像や旧石器時代や縄文時代をはじめさまざまな時代の出土品、有形文化財に関する資料など、諏訪の文化にまつわる歴史が展示がされています。

  • 諏訪市博物館
  • 長野県諏訪市中洲171-2
  • 0266-52-7080
  • 入館料:一般 310円/小中学生 150円 ※団体料金あり
  • 定休日:月曜/祝日の翌日/年末年始
  • 9:00~17:00 ※入館は16:30まで
  • 公式ホームページ

ガイドさんと一緒に、諏訪の歴史に触れる旅へ

image by:Shutterstock.com

今回は諏訪湖エリアの旅におすすめしたい観光ガイドサービス、「諏訪湖エリアまちなか観光案内人」についてご紹介しました。

リーズナブルな価格でここまで充実したサービスを受けられるのはとても魅力的!ぜひガイドさんと一緒に諏訪湖エリアを旅してみませんか。

  • 訪湖エリアまちなか観光案内人
  • 0266-52-7185(受付事務局)
  • 料金:スポット料金/2名~10名:人数×500円(11名目以降は1人あたり200円)、散策コース料金/2名~15名:人数×1,000円※交通費、入館料等は別途実費負担
  • ガイド期間:通年(※お盆(8月13日~17日)年末年始(12月27日~1月7日)は休業)
  • ガイド時間:4月~10月/9:00~16:30(終了時間)、11月~3月/9:00~16:00(終了時間)
  • 公式サイト
  • 予約は2名から可能。ガイド希望日の7日前までに要予約。修学旅行割引有、地域貢献事業(学習協力)無料。
  • image by:Scott Lin
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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元々インドア派だったはずが『恋する惑星』でウォン・カーウァイにハマり、初めての一人旅は上海へ。カメラ片手にどこへでも行くアクティブ旅女子になりました。現在は大学院に通いつつフリーライターとして、旅・アート・美容・ファッションをメインに活動しています。

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