ラーメンに6,000円ってマジ…?アメリカの物価が限界突破してしまう

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2023/10/28

マクドナルドのビッグマックセットも安くない

image by:Tada ImagesShutterstock.com

日本食にこだわっているからいけないのかもしれません。

折角アメリカに住んでいるのだから、アメリカが世界に誇る素晴らしいレストラン・チェーン、あの「マクドナルド」ではどうなのでしょうか。

自宅近くのお店でビッグマックにフライドポテト、それにMサイズのソフトドリンクをセットにした「ビッグマック・セット」を注文すると、税込みで12.60ドル(1,890円)でした。

マクドナルドのビッグマックセットimage by:角谷剛

これも日本マクドナルド公式ウェブサイトの価格と比較しようとすると、同セットメニューの価格は750円~となっています。

安いことが売りのファストフードですら、日米の価格差はもはや2倍以上が当たり前。そういう結論を出すことも可能なようです。

バナナとビールはアメリカの最後の砦?

しかし、日々の買い物を子細に見ていくと、何から何までアメリカの方が日本より物価が高いとは言い切れない部分もあります。モノによっては日米で大きな差が無いもの、あるいはアメリカの方が安いこともあります。

たとえば、スターバックスでコーヒーを飲むとしましょう。

image by:Tada ImagesShutterstock.com

自宅近くのお店で私がいつも注文するグランデサイズのホットコーヒーは、3.25ドル(488円)でした。日本のスターバックス公式ウェブサイトでは435円となっていますので、それほど大きな違いはありません。

また、はっきりとアメリカの方が安いだろうと思うモノは、スーパーマーケットで売っている「バナナ」です。


こちらではバナナは1本いくらではなく、重量によって単価が設定されることが多いのですが、私が最近買い物をしたときは1パウンド69セントでした。8本の房で1.68ドル、日本円に換算してバナナ1本31.5円はかなり安いと言えるのではないでしょうか。

image by:角谷剛

そして「ビール」です。最近のアメリカでは、日本の様々なお酒が飲めるようになっていることを以前にも紹介しました。

日本の人気ブランド、アサヒスーパードライも例外ではありません。あるスーパーマーケットで見かけた24缶入りパックの値段が21.99ドル(3299円)となっていました。消費税を足しても、大ざっぱな計算で1本1ドル(150円)くらいになるということです。

image by:角谷剛

アメリカで売っているスーパードライは、カナダで生産されていると聞いたことがあります。従って、日本のものとまったく同じ味ではないかもしれません。

しかし、もし味比べをしても、私に違いはわからないだろうと自信を持って言えます。何より、ビールまでもが日本の2倍も3倍も高いわけではない。それを知るだけで安心します。

バナナとビールは生命線だとまではいかなくても、その2つくらいはできればおカネを気にせずに買いたいなと思う人は、きっと私だけではないはずです。

「アメリカは物価高で大変でしょう」と心配してくれる人には、まあそれでも何とかなっているよとお伝えしたいと思います。

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角谷剛(かくたに・ごう) アメリカ・カリフォルニア在住。IT関連の会社員生活を25年送った後、趣味のスポーツがこうじてコーチ業に転身。米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、CrossFit Level 1 公認トレーナーの資格を持つほか、現在はカリフォルニア州アーバイン市TVT高校でクロスカントリー部監督を務める。また、カリフォルニア州コンコルディア大学にて、コーチング及びスポーツ経営学の修士を取得している。著書に『大谷翔平を語らないで語る2018年のメジャーリーグ Kindle版』、『大人の部活―クロスフィットにはまる日々』(デザインエッグ社)がある。

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