南十字星はここだけ。沖縄でロマンチックに楽しむ絶景「星空」の旅

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2024/02/28

沖縄にある亜熱帯の森で見る星空。その美しさは、都会はもちろん、日本のどの場所よりも格別です。しかも、南十字星などなかなか見られない星が観測できるのも、沖縄ならでは。

沖縄本島北部「国頭森林公園」の星空 image by: 国頭森林公園(C)Kunigami-forest-park All rights reserved.

日本各地から飛行機で行くのに最もアクセスのいい沖縄本島では、自然が多い北部だと灯りが少なく、空気も澄んでいておすすめ。さらに、宮古島や石垣島などの離島へ足を運ぶと、日本初の「星空保護区」に認定された場所や国立天文台の観測研究施設などもあります。

展望台での星空観測。流れ星が見えることも。image by:沖縄観光コンベンションビューロー(C)OCVB

沖縄では今、世界中で広がりつつある持続可能な観光地域づくり(サステナブルツーリズム)、地域の暮らしや自然環境に配慮する「エシカルトラベル」に力を入れています。その1つである、本島北部「やんばる」の森で体験する星空を楽しむツアーに、今回参加。

その他、沖縄県内でおすすめの星空スポット、沖縄へ向かうのにおすすめの航空会社なども合わせて紹介します。

沖縄本島北部にある絶景スポットで星空を見る人気ツアー

国頭森林公園の天文台(奥)と星見台 image by:沖縄観光コンベンションビューロー(C)OCVB

沖縄本島で最高峰、与那覇岳のすそ野に広がる国頭(くにがみ)森林公園。イタジイの木々に囲まれた深い森の中に、バンガローやオートキャンプ場、遊歩道などに加え、天文台があります。天文台併設のキャンプ場は、沖縄県内ではここだけとのこと。

今回の「漆黒の森で星空を眺める星空ツアー」では、夜20時過ぎに現地へ着くと、周りがとにかく暗くて静か。人工的な灯りがない暗闇の中、手元の懐中電灯などを頼りに、展望台へ移動します。

天文台と星空。ここからでも十分きれいに見える image by:シカマアキ

そして、リクライニングシートに寝転がり、満天の星空をしばらく眺めます。人間の肉眼で限界という6等級の星まで見え、まさにたくさんの星が落ちてきそうなほどの数は、ただただ圧倒される美しさ。

しかも、BGMがやんばるにいる多種多様な生き物たちの鳴き声、森のさわやかな香りに包まれるぜいたくさです。

やんばるの森を知り尽くす、星空ツアーガイドによるその時期ごとの星空の見どころ、星座の解説つき。都会では考えられないほど美しい星空を満喫した後、天文台へ行きます。


天文台にある天体望遠鏡 image by:沖縄観光コンベンションビューロー(C)OCVB

コンピューター制御された本格的な天体望遠鏡で、木星や土星などの惑星、星雲・星団などを観測。さらに、星空保護に取り組む国頭村、やんばるの野生生物に関する説明などもあり、ツアーの時間はあっという間。

美しい星空を満喫できるかは天気、月など自然の影響も受けるため、数日滞在しながら予約日を選べるとベストでしょう。

  • 国頭村森林公園
  • 沖縄県国頭村字辺土名1094-1
  • 0980-43-0514
  • 最寄り駅
  • 大人5,500円~/子ども3,300円/未就学児無料(漆黒の森で眺める星空ツアー、約75分、最小催行人数2名)
  • 定休日:火曜
  • 10:00~17:00
  • ホームページ

ほかにもある星空スポット。沖縄本島の中南部や宮古島も

沖縄本島で見られる星空。「てぃんがーら」は沖縄の方言で天の川という意味 image by:沖縄観光コンベンションビューロー(C)OCVB

沖縄県内には、ほかにも星空スポットがあります。まず、沖縄本島では自然が多い北部がおすすめで、最北端にある「辺戸岬」、日中は絶壁から見る深い青が美しい「茅打ちバンタ」など。

本島中部では、「万座毛」「残波岬」の有名観光スポット、夕日が美しい「渡具知ビーチ」など。さらに本島南部だと、海にせり出したような岬にたたずむ「知念岬公園」、プライベート感満載の「百名ビーチ」がおすすめです。

本島から飛行機で約50分の宮古諸島も、星空が美しい場所。宮古島北東の海岸線にあって標高が高い「比嘉ロードパーク」、宮古島最東端の「東平安名崎」、ほかに「与那覇前浜ビーチ」や「長間浜」などのビーチでも、雲がない晴れ渡った夜は星空が満喫できるでしょう。

日本初「星空保護区」、石垣島には国立天文台の施設が一般見学可

西表石垣国立公園の星空 image by:沖縄観光コンベンションビューロー(C)OCVB

また、日本初の「星空保護区」に認定されたのが、西表石垣国立公園です。石垣島では、豊かな自然と空気が澄んでいる北部地域が、保護区に認定されました。

星空保護区はゴールド、シルバー、ブロンズの3段階評価。石垣島北部の久宇良や波照間島ではゴールド以上の暗さという数値が出ています。

石垣島天文台と星空 image by:国立天文台(C)NAOJ

2006年に建設された「石垣島天文台」は、国立天文台の観測研究施設。九州・沖縄で最大級となる口径105cmの光学・赤外線望遠鏡「むりかぶし望遠鏡」、一般向けに天文観望会、施設見学、宇宙シアターなども行われています(有料、要事前予約)。

  • 石垣島天文台
  • 沖縄県石垣市新川1024-1
  • 0980-88-0013
  • 【施設見学】一般(小学生以上)100円/未就学児無料【宇宙シアター】一般400円/小中高生200円【天体観望会】一般500円/小中高生300円/未就学児無料。むしかぶし望遠鏡は無料、予約不要
  • 休館日:月曜/火曜/年末年始(月が祝日の場合は火曜・水曜が休館日)
  • 10:00~17:00(入館16:30まで)
  • ホームページ

日本最南端「波照間島」でぜひ泊まって満天の星空を満喫

波照間島の南東端にある星空観測タワー。2024年2月現在、休館中 image by:沖縄観光コンベンションビューロー(C)OCVB

また、日本最南端「波照間島」は、高確率で「南十字星」が観測できる島として知られます。波照間島には島のシンボル的存在「星空観測タワー」があります。※2024年2月現在、休館中

満天の星空で知られる波照間島は、天体観測の障害となる気流の影響が少なく、大気が安定しているため、星がくっきりと見えることで有名。特に、12月から6月にかけ、南十字星も観測できます。離島を旅する時は、星空観測も絶好のチャンスです。

  • 波照間島 星空観測タワー(休館中)
  • 沖縄県石垣市竹富町字波照間3905-1
  • 0980-83-1306(竹富町役場自然観光課)
  • 定休日:不定休/年始(1月1日~3日)/旧盆(旧暦7月13日~7月15日)
  • 竹富町観光協会

日本国内で沖縄でしかほぼ見られない星も多くある

沖縄では月明かりに照らされた夜空も美しい image by:沖縄観光コンベンションビューロー(C)OCVB

日本では、沖縄でしか見られない星座もあります。例えば、南半球で南の方角を知る目印として有名な南十字星で知られる「みなみじゅうじ座」は、日本で全体が観測できるのは小笠原諸島と沖縄のみ。見ごろは1月から5月ごろです。

ケンタウルス座」(オメガ星団)は、全天で最も大きな球状星団。南の地平線上に、星の集まりのように肉眼でも見えます。春から夏が見ごろ。沖縄の方言で「てぃんがーら」と呼ばれる天の川も沖縄では美しく、特に、夏と冬の空が明るい星がおすすめ。

ソラシドエアでは機上でルートマップも配布する image by:シカマアキ

なお、東京などから沖縄に向かうには、九州・沖縄の地域航空会社「ソラシドエア」がおすすめ。特に、東京(羽田)-沖縄(那覇)線では、乗降時に沖縄らしい音楽が流れ、機内無料ドリンクとして通常メニューに加えてシークヮーサードリンクを提供し、機窓から見えるマップの配布も。沖縄(那覇)-石垣便も運航しています。

  • 取材協力:ソラシドエア、沖縄県・沖縄観光コンベンションビューロー
  • image by:沖縄観光コンベンションビューロー(C)OCVB
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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ジャーナリスト・フォトグラファー。飛行機・空港、旅行、ホテル、グルメなどをメインに、国内外で取材、撮影などを行う。雑誌やWEB向けの記事、写真や旅行などのセミナー講師も務める。元全国紙記者。大阪在住。

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