韓国行くならどのLCCがお得?日系も加えた「格安航空会社」10社を徹底比較
日系LCCは日本の航空会社、JALやANAのLCCも続々就航
日本と韓国を結ぶ路線は、日系LCCの便もあります。韓国系LCCほど便数は多くないものの、日本の航空会社という安心感と、日本人旅行客にとって利用しやすいなどのメリットがあります。
Peach(ピーチ・アビエーション)
関西-ソウル仁川線、そして羽田-ソウル仁川線を運航。羽田発着の韓国行きLCCでは唯一で、深夜早朝便のため、仕事で休みが取りづらい人や若者の「弾丸旅」でも人気です。
機内持ち込み手荷物は3辺合計が115cm(縦40×横50×高さ25cm)以内、身の回り品含め1人「2個」まで、総合計「7kg」以内です。受託手荷物は最安運賃だと1個から有料。
利用者から「手荷物ルールが韓国系LCCよりやや厳しい」「締切時間厳守」「シートピッチ(座席の前後間隔)が狭い」などの声もあります。空港での追加出費は高額なこともあり、くれぐれも注意しましょう。
ZIPAIR(ジップエア)
JAL傘下の国際線専門LCCとして、2020年に運航開始。韓国線は、成田-ソウル仁川線のみです。
ジップエアは「機内Wi-Fi無料」「座席ごとに電源」が特徴の1つ。また、中型機「ボーイング787型機」は機内で通路2本あり、比較的新しい機材で快適です。有料の機内食も人気があります。
機内持ち込み手荷物は、1個目が40cm×25cm×55cm、2個目が35×25×45cm以内、合計「2個」「7kg」まで。追加料金(出発24時間以内)で上限合計15kgまで持ち込みできます。受託手荷物は1個から有料で、空港で追加購入だと「現金支払い不可」な点も注意です。
AirJapan(エアージャパン)
ANA傘下のLCCで、2024年2月から成田-ソウル仁川線にも就航。利用時に特に注意したいのは、「ANA/NH●●便」といったANA便名で運航するエアージャパン運航はフルサービスであり、LCCのエアージャパンとは異なる点です。
機内持ち込み手荷物は、身の回りの品を含めて1人「2個」、重量合計「7kg」、サイズ 3辺合計115cm以内(縦55×横40×高さ25cm)以内。受託手荷物は1個から有料です。
使用機材はボーイング787型機で、ジップエアと同じ、しかし座席ごとにUSB ポート(Type-AおよびType-C)はあるものの、機内Wi-Fiは有料になります。
韓国系と日系、FSCも含めて上手に使い分ける
韓国系LCCは、公式サイトが日本語対応し、空港のスタッフや機内で客室乗務員も日本語が話せることが多いです。しかし、基本は韓国語。もし韓国旅行が初めてなら、日系LCC、もしくは日系・韓国系のFSCがおすすめです。
そして、韓国旅行に少し慣れてくれば、韓国系LCCをぜひ利用してみてください。運賃が安いことも多く、特に何度も韓国へ通うリピーターには、とてもコスパが良いです。機内からすぐ韓国が体感できるのも、韓国系ならではと言えます。
しかも、手荷物ルールは、日系LCCより韓国系LCCのほうが比較的緩め。手荷物分が無料か有料かの違いは、旅行代金で意外と影響します。一方で、日系LCCの良さも、もちろんあります。
日韓路線では毎日、全国各地から多くのLCCが運航されています。いろいろと乗り比べてみるのも、韓国旅行の楽しみとなるかもしれません。
- image by:シカマアキ
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