五感で感じるイマーシブ体験!いつもの京都府立植物園が幻想的な光と音の世界に様変わり!

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2024/11/06

 今年、開園100周年を迎えた日本最古の公共植物園である京都府立植物園。その観覧温室を期間限定で夜に開放し、光、音、プロジェクションにより昼間とは異なる植物たちの多彩な表情を彩る「LIGHT CYCLES KYOTO(ライトサイクル キョウト)」が開催されています。
早速、訪れてみたらとっても幻想的でアートな空間でした。秋の夜、新しい体験を楽しみにおでかけしてみませんか。
※記事中の情報はすべて2024年11月時点のものです。

LIGHT CYCLES KYOTOとは

植物園

画像提供:LIGHT CYCLES KYOTO 運営事務局

「LIGHT CYCLES KYOTO(ライトサイクル キョウト)」は2024 年 10 月 18 日(金)から 12 月 26 日(木)まで期間限定のイベントです。

京都府立植物園の夜の観覧温室を開放し、昼間とは異なる植物たちの表情を多彩な光、音、プロジェクションで彩るというもの。企画・制作・演出をするのは世界最高峰のマルチメディア・スタジオMoment Factory(モーメントファクトリー)。「生物多様性」をテーマにしたエンターテインメントです。一体、どのようなイベントなのか、現地を訪れてみましょう。

KYOTO SIDE(キョウトサイド)
京都府立植物園を大解剖!日本最古の公立植物園が開園100周年  
https://www.kyotoside.jp/entry/kyoto-botanical-gardens
画像:京都府立植物園(右上・右下)1924(大正13)年1月1日に開園した京都府立植物園が、2024年の今年、100周年を迎えました。現在、約1万2,000種類の植物を栽培しており、その数は国内でもトップレベル。その中には絶滅危惧種などの珍しい植物も。春は芽吹きの時期、そして桜やチューリップなど、色とりどりの花々が咲き誇る季節です。ここで改めて京都府立植物園の歴史を紐解き、見どころとともに解説します!京都府立植物園・100年の歴史日本初となる公立植物園として100年前にオープンした京都府立植物園ですが、その始まりか...
 

 

4つのゾーンに分かれた夜の観覧温室

LIGHT CYCLES KYOTO

昼間は気が付きにくいのですが、ライトアップされると観覧温室のフォルムが、とても素敵なことが分かります。建物は池に浮かんだ金閣寺をイメージし、北山連峰のシルエットを取り入れた京都らしいデザインなのだとか。池に映るシルエットも美しいのです。
温室に近づくにつれ中から音楽が漏れ聞こえ、時間と共にライトの色が変わっていく様子が外から見えるのでワクワク感が高まります。

「LIGHT CYCLES KYOTO」は、温室内にある自然環境の異なる7つの部屋を「LIGHT WILL FIND YOU」「MEMORY OF WATER」「(IN)VISBLE」「FOREST FREQUENCIES」に分けてデザインされています。
まずは一番目のゾーン「LIGHT WILL FIND YOU」を訪れてみましょう。

昼間とは異なる植物の表情を楽しむ

LIGHT CYCLES KYOTO

部屋に一歩、足を踏み入れると、幻想的な音と光が出迎えてくれて、あっという間に別世界へ誘われてしまいました。
上からはキラキラと光が降り注ぎ、まるで森の奥の木洩れ陽の中にいるよう。

LIGHT CYCLES KYOTO

曲がりくねった小路を進んでいくと、幻想的な光が熱帯の樹々のシルエットを美しく浮かび上がらせます。ここは観覧温室では「ジャングル室」にあたり、その湿度も相まって、どこか異国を旅しているような気分になります。

LIGHT CYCLES KYOTO

このエンターテイメントが素敵だなと思ったのはデザインありきではなく、今まで知らなかった植物の造形の美しさがひきたつように光が設計されていること。もちろんライトも植物に配慮して当てられているそうですよ。

LIGHT CYCLES KYOTO

これらを企画、制作、演出しているMoment Factory(モーメント・ファクトリー)は、カナダのモントリオールに本社があるマルチメディア・スタジオ。映像、照明、建築、音響、特殊効果といった幅広い分野のエキスパートが集まった集団で、それぞれの専門分野を統合し、世界中の人々に忘れられない体験を提供することを目的としているのだとか。
今までにディズニーやユニバーサルスタジオはもとより、チャンギ国際空港やシンガポール動物園でも作品を提供しているのだそうです。

LIGHT CYCLES KYOTO

フラッシュをたかなければ写真や動画の撮影もOK。光が次々と変わるので、訪れるタイミングで全く違う景色に出合うことができるのも魅力です。

続く「MEMORY OF WATER」は、バナナやパパイヤ、マンゴーなどの熱帯果樹が栽培された「有用作物室」にあります。
歩いているとどこからか、花や葉などから放たれる良い香りがしてきて、自分の嗅覚に驚かされました。夜なので五感がとぎすまされているからなのでしょうか。昼間に訪れるより、香りを強く感じます。

3つめの「(IN)VISIBLE」は、砂漠の植物たちの秘められた生態を覗くのがテーマ。暗やみの中、砂の上やサボテン、樹々にパターン化された光やリズムが神秘的に浮かび、まるで夜行生物になったような気分になります。

最後の「OREST FREQUENCIES」は訪れてのお楽しみ!
所要時間は45~60分ぐらい。
途中、ベンチなどがあり休憩もできます。
4つのゾーンとも常に音楽がなり、明るい光に照らされているのではなく、ゾーンごとに全く別の表情を見せてくれるので、じっくり見ていると、あっという間に時間がたってしまいました。アートとしても素晴らしく、また夜の植物の表情や呼吸などが五感で楽しめました。
一人で行っても楽しいですし、誰かと感想を言いながら歩くのも楽しそう! ぜひ、今年の京都の秋は特別な夜時間を楽しんでくださいね。

「LIGHT CYCLES KYOTO」動画はこちらから▼

■■INFORMATION■■

LIGHT CYCLES KYOTO 
開催場所:京都府立植物園
京都市左京区下鴨半木町
期  間:2024年10月18日(金)~12月26日(木)
開場時間:18:00〜21:30(最終入場 20:30)
定  休  日:月曜日ただし11月4日(月・祝)は開園
料  金:大人(高校生以上)2000円(当日2500円)
     小人(小中学生)1000円(当日1200円)
     障がい者手帳をお持ちの方1000円(当日1200円)
     ※未就学児無料
アクセス:京都市営地下鉄「北山駅」、京都バス「植物園前」
チケット購入方法:公式サイト、その他、各種プレイガイドから
お問い合わせ: 京都府立植物園アートナイトウォーク実行委員会
contact@lightcycles-kyoto.com

  • source:KYOTO SIDE
  • image by:KYOTO SIDE
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。

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