プニプニ触感はまるで肉球!石巻発、ウエットスーツ端材の猫顔ポーチ
工場から出る端材で、被災した女性の内職仕事をつくる
「Puchinya」の生産地は宮城県石巻市。東日本大震災で大きな被害を受けたまちです。「工場から出る端材で小物を開発し、仕事を失った女性たちの内職仕事をつくれないだろうか?」石巻にあるウエットスーツ製造工場は、自社の資源を活かした支援を企画しました。
知人を通してその相談を受けたのが、ウェブデザイナーの木村眞由美さんです。木村さんはウエットスーツ素材の感触を活かし、猫グッズをつくることを提案しました。
パンダのようなぶち模様のある猫を飼っていて、SNSを通して変わった模様の猫の飼い主や、猫好きの方々と交流してきた木村さん。震災後、SNSに無事であることを投稿すると、全国から温かい励ましの言葉と共に山のような猫グッズが届いたそう。まちが瓦礫で灰色に染まる中、カラフルな猫グッズは心を癒してくれたといいます。
「石巻の素材で猫グッズをつくって新たな仕事を生み出せたら、応援してくれた方々への恩返しになるんじゃないかと思ったんです」。その想いは現実のものとなり、「Puchinya」は大きな反響を呼びました。販売をして上がった利益は、工場で働く女性たちのお給料になっています。
瓦礫だらけになってしまった石巻から産声を上げた『Puchinya』。みなさんも、お手元に一匹いかがですか?
Puchinya
公式サイト: http://puchinya.com/
編集協力・提供:東北マニュファクチュール・ストーリー
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