なぜ佐賀の温泉が1位? 60歳以上に人気の温泉ランキングトップ10
ジモトのココロでは、これまでデザイナーズ銭湯や混浴温泉ランキングなど、人気の銭湯や温泉を紹介してきました。今回は、60歳以上のオトナが選ぶ人気の温泉スポットを紹介したいと思います。
シニアに人気の温泉地ランキング トップ10
楽天トラベルが60歳以上のシニア世代に人気の温泉地ランキングを発表しました。
1位 佐賀県 嬉野温泉
2位 岐阜県 飛騨高山温泉
3位 岩手県 八幡平温泉
4位 鳥取県 皆生温泉
5位 愛媛県 道後温泉
6位 神奈川県 湯河原温泉
7位 岩手県 つなぎ温泉
8位 岐阜県 下呂温泉
9位 山形県 蔵王温泉
10位 宮城県 遠刈田温泉
では、早速1位から5位までを詳しく見ていきましょう。
1位 バリアフリー化でシニアの心をつかんだ『嬉野温泉』(佐賀県)
九州の温泉地といえば、一般的には大分県や熊本県が思い浮かびますが、今回1位に輝いたのは佐賀県の嬉野温泉です。佐賀県の温泉が1位とは意外ですよね。
実は『肥前風土記』(713年)に「東の辺に湯の泉ありて能く、人の病を癒す」と記されているほど歴史は古く、 江戸時代の頃にはかなり知られた温泉であったそうです。また、「日本三大美肌の湯」としても知られ、ナトリウムを多く含む重曹泉のお湯は美肌効果のあることでも有名です。
そして、今回60歳以上の利用者に選ばれた大きな理由のひとつに、バリアフリーを積極的に取り込んだ「人に優しい街づくり」があげられます。「佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター」を中心に、嬉野市や観光協会などと連携し、温泉地のバリアフリー化を進めていることでも注目を集めている温泉地なのです。
具体的にはこんな取り組みを行っています。
- 宿泊施設における「ユニバーサルデザイン客室」の整備
- 温泉街の足湯に車椅子での利用できるスペースの設置
- 着用が簡単な「ユニバーサルデザインの浴衣」の販売
- 介護が必要な高齢者のお客さん向けに入浴介助ヘルパー派遣サービス
image by: 佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター
image by: 佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター
image by: 佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター
image by: 佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター
このような行き届いたサービスは利用者はもちろんその家族にとっても助かりますよね。
また嬉野温泉といえば、公衆浴場「シーボルトの湯」も有名です。
ここにはかつて大正時代にドイツ人の建築家によって建てられた「古湯」がありましたが、老朽化が進み1996年に閉鎖。その後、2010年に「シーボルトの湯」として再建されました。大正ロマンを彷彿とさせるようなゴシック風建築物が特徴的です。ここもまたバリアフリー設計がなされています。
ここの地を訪れたなら、温泉を浸かって炊いている「嬉野温泉湯どうふ」もぜひ試したいところ。
普通の豆腐とはまた違った味を楽しめそうですね。
このようにバリアフリー化はもちろんのこと、佐賀の米や嬉野茶等の色々な特産物も高い評価を得ています。
嬉野温泉の公衆浴場シーボルトの湯。
いいお湯でした(*^^*)
施設内も清潔だし、早くからやってるし、安いし、親切でした。 pic.twitter.com/tEZSvPU8kD— みなと (@minato_e) 2016年9月26日
福岡、佐賀、長崎の社員旅行から無事に帰還しました( ・ω・)ノ
難聴持ちに飛行機の気圧は大変ですたが、佐賀の米、嬉野茶、嬉野温泉、グラバー邸、素晴らしく堪能すました‼
特に佐賀で食べたお米が美味しかったです(●´ω`●) 買って帰りたかった(笑)— 森 (@morizo_xxx) 2016年9月25日
文藝春秋にも記しましたが嬉野温泉は先進的な取り組みをされています。千湯楼の女将のコメントのように「温泉に入って欲しい」という純粋な優しさが根底にあります。安心してお訪ねください。 #温泉 #バリアフリー #文藝春秋 #嬉野温泉 pic.twitter.com/hzG9ZUXaYy
— 山崎まゆみ (@yamazaki_mayumi) 2016年9月10日
佐賀の嬉野温泉がバリアフリーで良いらしい。伊豆箱根でバリアフリー温泉って探してもあんまりないのよね。箱根でそういう展開してもよいのではないかしら・・・。車いすになっても行ける温泉。これから重要高まるのでは?
— りえぞう (@riezo_goingzero) 2016年9月25日
人に優しい街づくりと嬉野市の特産物でシニア世代の心をつんだ嬉野温泉。ぜひ訪れてみたいですよね。
続いて2位は、見所も満点な飛騨高山温泉です。どんな魅力が詰まっているのでしょうか?