コーヒーを飲んで、「自分」に没頭。青山の隠れ家「connel coffee」へ
ドトールやスターバックスなどのチェーン店から、ゆったりできるお店まで、都内には様々なスタイルのカフェが点在していますが、みなさん、お気に入りのカフェってありますか? 今回紹介するのは、青山エリアのカフェ。店内のセンスの良さや雰囲気もさることながら、ミッドセンチュリーデザインのイスやイサムノグチが手がけた石庭などもあるとか。
青山通りでおすすめがここ「connel coffee」
青山一丁目と赤坂を結ぶ青山通り(国道246号)でお茶できる場所は意外と少なく、お気に入りを見つけたい…と、ずっと思っていました。が、あるカフェの存在を知って以来、ハマっています。
そのカフェの名前は「connel coffee(コーネル コーヒー)」。
東京都庁や代々木第一体育館などの建築で知られる丹下健三が1977年に設計した草月会館の2階にあります。草月会館は、言わずと知れた生け花の「草月流」本部があるところ。ここではお花の展覧会やコンサートなども行われます。
扉も2面の壁もガラス張り。「洗練」をかたちにしたようなコーネルコーヒーの入口に立つと緊張感が漂っているものの、中に入ってコーヒーを飲みはじめると自分に没頭できるから、私にとってはある意味、瞑想できる場といえるかも。
お店はセルフサービス式。レジやコーヒーを淹れるカウンターの背後に見えるのは、ジモココでも紹介した広島平和大橋の欄干をデザインしたイサムノグチが手がけた石庭。こちら、世界に点在するノグチ作品の中でも傑作の1つといわれています。
この日は季節限定のヘーゼルナッツラテをオーダーし、カウンターへ。
隣は高橋是清翁記念公園で、カウンターに座ると豊かな緑がたっぷりと目に飛び込んできて、それは大理石の天板にまで木の葉の揺れる様子がわかるほど。 静けさと緑の組み合わせが心落ち着かせるのでしょうか、この場でお仕事をする人も多く、数人での打ち合わせやパソコンのキーを叩いている人たちの姿も。