青い海が呼んでいる。夏に行きたい日本国内の「絶景ビーチ」20選

周囲を海に囲まれた島国である日本には、北は北海道から南は沖縄まで、全国各地にビーチが存在します。なかでも美しいビーチといえば「沖縄」のイメージが強いですが、実は沖縄以外にも絶景ビーチは数多く存在するのです。

そこで今回は、海水浴はもちろん、見ているだけで癒される日本全国の知られざる絶景ビーチをご紹介していきます。

目次

浄土ヶ浜/岩手県宮古市

おすすめ時期:7月中旬~8月下旬

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岩手県宮古市にある「浄土ヶ浜(じょうどがはま)」は、三陸復興国立公園に属する国の名勝地です。

環境省の「快水浴場百選」をはじめ、「日本の水浴場88選」、「かおり風景100選」、「日本の渚百選」、「日本の白砂青松100選」などに選ばれています。

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「浄土ヶ浜」という名称は、江戸時代に曹洞宗の霊鏡竜湖(れいきょうりゅうこ)という僧侶が「さながら極楽浄土のごとし」と褒め称えたことに由来するといわれています。この逸話のとおり、美しい入り江や岩の上に群生しているアカマツが織りなす光景は、まるで極楽浄土のよう。

また、宮沢賢治がここで「うるはしの海のビロード昆布らは寂光のはまに敷かれひかりぬ」という歌を詠んだことでも知られています。

二ツ亀海水浴場/新潟県佐渡市

おすすめ時期:7月下旬~8月下旬

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新潟県の佐渡島の「二ツ亀海水浴場」は、その名のとおり亀が2匹うずくまっているようにみえることから「二ツ亀」と名付けられました。

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「日本の快水浴場100選」に選ばれるほどの景勝地で、海の透明度は他の追従を許しません。

2匹の亀、つまり沖の島と磯の島は満潮時には離れ離れに、干潮時には引陸続きになり、その時々で違った光景を見せてくれます。


泊海水浴場/東京都新島村

おすすめ時期:通年

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伊豆諸島のひとつ、式根島にある「泊海(とまり)水浴場」は、岩に囲まれた海水浴場です。

「日本の水浴場88選」にも選定されているこの海水浴場は、美しいコバルトブルーが特徴的。海水浴はもちろん、ダイニングなども人気があります。

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波が穏やであるため小さな子どもでも安心して楽しむことができます。


前浜海岸/東京都神津島村

おすすめ時期:通年

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断崖絶壁に囲まれた伊豆諸島のなかでも神津島は、珍しく砂浜による海岸が多い島です。その神津島の港に隣接する「前浜海岸」は約800mの白砂海岸で、特に夕日が美しいロマンチックな海岸が特徴的。

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このビーチには公衆トイレやシャワーも完備されており、海水浴だけではなく、バナナボートや釣りなどのマリンレジャーも気軽に楽しめます。

ヒリゾ浜/静岡県賀茂郡

おすすめ時期:7月中旬~9月中旬

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静岡県賀茂郡の半島の先端に位置する「ヒリゾ浜」は陸続きであるものの、船でしか行くことができないため、夏になると渡し船が出航しています。

透明度が高く、絶好のシュノーケリングスポットとしても大人気。

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この浜は黒潮の影響が強く、さまざまな種類の魚や海生生物が生息しているので、シュノーケリングにはぴったりのスポットです。

白浜海岸/静岡県下田市

おすすめ時期:7月中旬~8月下旬

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静岡県下田市の「白浜海岸」は、白浜大浜海岸白浜中央海岸白浜板戸海岸の3つの海岸から構成されています。

白浜大浜海岸はサーファーからの人気が高く、白浜中央海岸は家族連れ、白浜板戸海岸はシュノーケリングポイントと、それぞれ特徴が分かれています。

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伊豆諸島の数多い海岸の中でも特に白砂が美しく、透明度が高いこのビーチには、シーズンになると多くの観光客でにぎわいます。

入田浜海水浴場/静岡県下田市

おすすめ時期:7月中旬~8月下旬

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落ち着いたムードの「入田浜海水浴場」は、ソテツが海岸沿いに並ぶ、南国の雰囲気たっぷりのビーチです。

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小さいビーチながらも驚くほど、透明な海と真っ白な砂に魅了される美しい海岸が特徴的。

東京駅から約2時間半という比較的アクセスの良い場所に位置する穴場スポットなので、関東圏でリゾート気分を味わいたいときにおすすめです。


千里浜海水浴場/石川県羽咋市

おすすめ時期:7月上旬~8月下旬

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石川県羽咋市の「千里浜海水浴場」は、波打ち際でドライブできるビーチです。

千里浜なぎさドライブウェイ」と呼ばれる海岸は全長約8kmで、海の前に駐車もできるという珍しい海水浴場となっています。

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この一帯は、能登半島国定公園となっており、名勝地と海を眺めながらの爽快感たっぷりのドライブも楽しめます。

海水浴シーズンには海側にロープが張られ、道路標識も立てられるので、安心して海水浴もできるビーチです。

水晶浜海水浴場/福井県三方郡

おすすめ時期:7月上旬~8月下旬

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福井県の敦賀半島にある「水晶浜海水浴場」は、水晶のような砂浜が魅力のひとつ。この海水浴場の砂の粒子が粗く、細かい水晶のように見えることに由来します。

image by:公益社団法人福井県観光連盟

海の透明度も高く、「日本の砂浜八十八選」にも選出されています。夕暮れどきは、非常にロマンチックな雰囲気になるため、デートスポットとしても人気の海水浴場です。

水島/福井県敦賀市

おすすめ時期:7月中旬~8月下旬

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福井県敦賀市の若狭湾国定公園内にある無人島「水島」。砂洲でつながった2つの小島から成り立ち、透明度が高く、海水浴シーズンだけ渡ることができます。

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北陸の「ハワイ」として、毎年多くの観光客でにぎわっています。

水中眼鏡をつけて潜れば、遠くの海中や魚の泳ぐ姿を見ることができるので、家族と一緒に楽しめる北陸屈指のビーチです。

白良浜海水浴場/和歌山県西牟婁郡

おすすめ時期:5月上旬~8月下旬

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約600m以上の白い砂浜が続く「白良浜海水浴場」は和歌山県西牟婁郡屈指のビーチです。

白い砂浜、美しい海、周辺に生えているヤシの木など、ハワイのワイキキビーチにも比せられるほどの優雅なリゾート地となっています。

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2019年の海開きは、ゴールデンウィーク中の5月3日で、当日は海開きイベントが開催されました。JR紀勢本線「白浜」駅から車で約10分ほどの場所に位置しているので、アクセスにも便利なビーチです。

竹野浜海水浴場/兵庫県豊岡市

おすすめ時期:7月上旬~8月下旬

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日本海に面する「竹野浜海水浴場」は、東西約800mの遠浅の砂浜です。このビーチは環境省による「快水浴場百選」に選定されています。

さらに「日本の渚100選」、「日本の水浴場55選」、「日本の水浴場88選」などに選ばれている日本を代表する海水浴場のひとつなのです。

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水質の良さは別格で、2015年に発表された環境省海水浴場の水質調査では、最高ランクである「水質AA」に認定されています。

 

田井ノ浜海水浴場/徳島県海部郡

おすすめ時期:7月上旬~8月中旬

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徳島県海部郡にある「田井ノ浜海水浴場」は、長さ約1km、幅約40mの砂浜海岸です。

比較的小さなビーチですが、室戸阿南海岸国定公園の中にあり、砂の白さと水質の良さで人気を集めています。

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遠浅で波も穏やかな好条件がそろった海水浴場で、特に夕方になると海の向こうに見える夕日がとても美しいビーチです。

浦富海岸/鳥取県岩美郡

おすすめ時期:7月上旬~8月中旬

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鳥取県岩美郡に位置する全長約15kmの「浦富海岸」はリアス式海岸が特徴的で、国の名勝や天然記念物に指定されています。

そのほかにも「日本百景」、「日本の白砂青松百選」、「日本の渚百選」、「平成にっぽん観光地百選」などに選ばれている、日本海沿岸を代表する景勝地です。

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国内だけではなく、2010年には世界ジオパークにも認定されており、国際的に名声の高い名勝地のひとつです。

角島大浜海水浴場/山口県下関市

おすすめ時期:7月上旬~9月上旬

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下関市豊北町角島に架かる角島大橋は、全長1,780mもの長さを誇つ大橋です。周辺にはたくさんの海水浴場がありますが、なかでも「角島大浜海水浴場」は毎年、海水浴を楽しむ方で賑わっています。

角島灯台から見える景色 image by:photoAC

美しいエメラルドグリーンの海と真っ白な砂とのコントラストが見事です。泳ぎながら角島大橋も見れるので絶景の海水浴場として人気を集めています。

 

高浜海水浴場/長崎県五島市

おすすめ時期:7月中旬~8月下旬

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五島列島を代表する海水浴場「高浜海水浴場」は、日本一美しい天然海水浴場といわれています。

周りには人工の建物がなく自然の景観を楽しめるため、「新観光百選」、「日本の渚百選」、「日本の道百選、「日本の水浴場88選」にも選ばれています。

魚藍観音展望所からの景色 image by:Shutterstock.com

魚藍観音展望所からの景色はまさに絶景。さまざまな自然植物群とどこまでも澄み切った海が絶妙なコントラストを見せてくれます。

人津久海水浴場/長崎県平戸市

おすすめ時期:7月中旬~8月下旬

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南国気分が満喫できる長崎県平戸市の「人津久海水浴場」は、穴場のスポットといわれています。

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晴れた日には、どこまでも続く青い空と青い海が息を呑むほどの美しさ。さらに浅瀬なので安心して海水浴も楽しめますよ。

青島海水浴場(青島ビーチ)/宮崎県宮崎市

おすすめ時期:7月初旬~8月下旬

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宮崎県の景勝地としても名高い青島には、宮崎市民が多く訪れる「青島ビーチ」があります。このビーチでは海水浴だけではなく、サーフィン、ボートセイリング、ヨットなどマリンスポーツがとても盛んです。

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毎年、7月下旬には「海を渡る祭礼」、8月下旬には「青島国際ビールまつり」といったイベントが開催されています。

永田いなか浜/鹿児島県熊毛郡

おすすめ時期:5月~7月中旬

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鹿児島県熊毛郡にある「永田いなか浜」は、屋久島としては珍しい約1kmにわたる砂浜の海岸です。ここは、アカウミガメの産卵地として世界的にも有名で、5月から7月中旬にかけてアカウミガメが産卵のために上陸します。

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永田いなか浜はラムサール条約にも登録されており、観察が制限されているので、ガイドツアーなどに参加することをおすすめします。

百合ヶ浜/鹿児島県大島郡

おすすめ時期:6月〜9月

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鹿児島県大島郡の与論島にあり、約2kmにわたって白砂浜がつづく大金久海岸では、春から夏にかけて「百合ヶ浜」が姿を現します。

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この百合ヶ浜は中潮から大潮の干潮時だけ現れる真っ白な砂浜です。「年の数だけ星砂を拾うと幸せがやってくる」というロマンチックな伝説もあります。さまざまな条件が揃ったときにしか出現しないので、まさに幻の絶景ビーチなのです。

沖縄だけでなく、日本全国にはさまざまな絶景ビーチがあります。海水浴やマリンスポーツをしながら絶景を楽しめるスポットもたくさんあるので、今年の夏は家族や友だち、恋人と一緒に美しいビーチに癒されてみてはいかがでしょうか。

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海大好きなライター2名による「海辺のまち」です。日本や世界の海をメインに潜り、さらに森を探索して山に登っています。

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