元・将校クラブ。生まれ変わった小樽の美しき「旧越中屋ホテル」

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2019/05/20

各地に残る歴史的建造物。思わず「ここに泊まってみたい!」と思う建物も多くありますが、北海道の「旧越中屋ホテル」もそのひとつです。

2009年の閉館後、ホテル営業としては長らく閉鎖されていましたが、この素晴らしい建物が大規模リノベーションを経て、「UNWIND HOTEL & BAR(アンワインドホテル&バー)小樽」として開業しました。早速、その全容をご紹介します。

※本記事は現段階でのお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内情報および各施設などの公式発表をご確認ください。

歴史を感じる建物の情緒や建築的美観をそのままに、クラシックな世界を

北海道で初の外国人専用ホテルとして1931(昭和6年)年に建築された「旧越中屋ホテル」。戦時中は「将校クラブ」として陸軍に、戦後は米軍により接収されるなどの歴史を歩んできた風格あふれる建物です。

この歴史から、小樽市指定歴史的建造物、経産省「近代化産業遺産群33」にも指定されています。そしてこの度、長らく閉館していたからこその大胆なリノベーションを経て、現代的感性で表現されたブティックホテルとして生まれ変わりました。

この由緒正しいホテルを生まれ変わらせた株式会社グローバルエージェンツは、今回のリノベーションでは、歴史を感じる建物の情緒や建築的美観をそのままに、クラシックな雰囲気とコンテンポラリーな内装デザインを融合させ、ユニークな感性の世界観を実現させています。

まるで時が止まったかのような空間を維持しながら、美しいシャンデリアの灯りや、洗練されたインテリアが加わることで新しさを感じることが可能です。

ホテルのメインバンケット会場となる「The Ball」は、いくつも連なるライトで幻想的な空間が広がり、夢のような世界に。

最新の映像音響設備も兼ね備えられており、ほかではできないオリジナルウェディングの演出も相談することができますよ。

通常時はレストランとして営業が行われているため、宿泊をしていない時でも訪れることが可能です。


また同施設は「チェックインからチェックアウトまでを、ひとつのストーリーとした世界観をご体験頂きたい」というテーマに、すべてのゲストに「コンプリメンタリーブレックファスト」を振舞います。コンセプトに沿った、独自性の高い朝食は絶品です。

現在のテーマは、イギリスにて19世紀頃から文化として広がったアフタヌーンティーやハイティーから着想された「モーニングハイティー」。

さまざまなホテルで大人気のアフタヌーンティーのスタイルが、朝食として楽しめるスペシャルなメニューになっています。

北海道初の外国人専用の迎賓ホテル」として伝統を維持しながら「型にはまらないスタイルを」とプロデュースされた内容は、朝食とは思えない3段のスタンドに、食材の宝庫である北海道の食材をふんだんに使用した彩り豊かな料理が並んでいます。

朝からこの優雅さを味わえるなんて、贅沢の極みですよね。

気になる客室も全客室バス・トイレ別にリノベーションが行われており、スタンダードダブル、スーペリアツインのほかに、ロフト付の4ベッドルームもあり、家族や友達同士での宿泊にもぴったりです。

明治時代には北海道の物流拠点として機能し、日本銀行をはじめ多くの銀行支店が拠点を構え「北のウォール街」とも呼ばれるほどの経済繁栄を誇った小樽。

経済の中心が札幌に移ってからも金融街として栄えた建築物が保存され、歴史的建造物が多く残ったレトロな街並みが魅力の観光地となっています。

街並みに加えてクラシックな宿泊ホテルを堪能し、心ゆくまで重ねられた歴史の素敵さを感じてみてはいかがでしょうか。

  • UNWIND HOTEL & BAR(アンワインドホテル&バー)小樽
  • 北海道小樽市色内1-8-25
  • 0134-64-5810
  • 小樽
  • 公式サイト
  • source:PR TIMES
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
  • ※本記事は現段階でのお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内情報および各施設などの公式発表をご確認ください。
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美容師・ヘアメイクを経て映画業界に転身。フリーの記者カメラマンとして国内外のレッドカーペット取材や俳優インタビューを行いながら、来日イベントの企画運営・PR、記者会見や舞台挨拶のMCなど洋画をメインに活動。現在は育児のため仕事をセーブし、ライターとして幅広いジャンルの記事を執筆中。

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