有名な文学作品のルーツがここに。名作の舞台となった「世界遺産」7選

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2020/08/11

世の中には、数多くの名作と呼ばれる文学作品があります。これらの作品のなかには、街からインスピレーションを受けたものや、その土地自体が物語の舞台となっていることも少なくありません。

日本の文学作品だと、夏目漱石の『坊ちゃん』は愛媛県の松山、尾崎紅葉の『金色夜叉』は静岡県の熱海などが舞台とされていますよね。しかし実は、世界には有名作品の舞台となった世界遺産がたくさん。

そこで今回は、世界的に有名な作品に大きな影響を与えたとされている「世界遺産スポット」をご紹介していきます。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

プラハ歴史地区/チェコ

フランツ・カフカの『変身』『審判』など

image by:Shutterstock.com

チェコの首都「プラハ歴史地区」は、プラハ城やカレル橋、ストラホフ修道院などを含む世界遺産です。

このプラハで生まれ育ったのが、フランツ・カフカ。ある日、目覚めると巨大な虫になっていたという『変身』や、不条理な裁判にかけられる男を描いた『審判』などの作品でおなじみの作家ですね。

image by:Shutterstock.com

作品の多くはドイツ語で書かれているため、あまりチェコのイメージはないかもしれませんが、カフカはプラハで最も有名な作家といっても過言ではありません。

地元を愛していた彼は生まれも育ちも就職も、そして晩年もプラハで過ごしました。現地には「フランツ・カフカ博物館」が設立され、本人が書いた手紙や日記などが展示されています。

ヴェローナの市街/イタリア

ウィリアム・シェークスピアの『ロミオとジュリエット』

image by:Shutterstock.com

世界的に有名なイギリスのウィリアム・シェークスピアよって、1595年前後に書かれたといわれる戯曲『ロミオとジュリエット』。その舞台になったのが、イタリアの世界遺産に登録されている「ヴェローナ市街」です。

image by:Shutterstock.com

『ロミオとジュリエット』にはもとになる伝承や古典物語があり、シェークスピアはそれと13世紀後半にこの街で起きた貴族間の抗争を融合させ、作品を完成させました。


セゴビアの旧市街と水道橋/スペイン

ディズニー映画の『白雪姫』

「アルカサル」 image by:Shutterstock.com

セゴビアの旧市街と水道橋」はスペインのセゴビアという街にある世界遺産です。この世界遺産の見どころは「アルカサル」と呼ばれる城。

水道橋 image by:Sirio Carnevalino / Shutterstock.com

この城は、ディズニーの映画『白雪姫』に登場するお城のモデルであることで有名です。また、スペイン一の美しい城ともいわれています。

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