親子の心を繋ぐ美味。新潟県の「鮨&タレカツ&へぎそば」食い倒れドライブ

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2021/10/06

みなさんは親子旅をされましたか?どんなおいしいものを食べられましたか?わが家では、今夏、家族全員での旅行はかないませんでした。

なにせ息子たちも、23歳と21歳となると、それぞれに忙しいし、家族での旅行など恥ずかしくて魅力的ではないのでしょう。また、妻も仕事や趣味で忙しく、気が付くと私ひとりの行動になってしまうのです。いつの間にか、そんなお年ごろ。ちょっと寂しいですね。

しかしながら「1年間無料モニターのボルボで遠出しよう。どこで何をしたい?」とコロナ回避のボルボ旅を提案したら、息子たちは「何かおいしいものが食べたい。例えば海沿いでお寿司とか」「古い街並みや寺社仏閣が見たい」「温泉があるところ」という意外にも渋い答え。

緊急事態宣言が出ていない三密が避けられる場所で、

  1. お寿司がおいしいところ
  2. 古い町並みや寺社仏閣があるところ
  3. 温泉があるところ
  4. 高速道路で何とか行けそうなところ
  5. 息子たちがまだなじみがないところ

と考えると、「新潟県」ということになりました。ちょっと遠いのですが、ググってみると4時間ちょっとで行けるので、息子2人と運転を交代しながら行けそうです。

旅の日程や行先決定の第一優先順位は長男。あと1年半で独立するからです。バイトやインターンの合間の日程を聞くと、残念ながら妻は仕事の日程と重なり断念。次男は行けるらしいので男三人旅になると楽しみにしていたのですが、急きょ部活の招集がかかって次男は欠席。

ということで、長男との、ひょっとしたら最後になるかもしれない親子2人旅。大した予定も立てずにめぐったのですが、思いがけず美味や聖地の数々に出会えました。

そこで、みなさんの将来の旅の参考になればと、まずは私の愛する秋の味覚にもちなんで、食い倒れ編。味覚といえば、昔、私の経営の師のひとり、会社力研究所の長谷川和廣先生に尋ねたことがあります。

「子どもを国際人にするためにはどうしたらいいですか?」その答えは、意外なものでした。「子どもの舌を鍛えなさい。国際的なリーダーは、みな舌が肥えている」なるほど!と思いましたが、なかなか実践できる機会はないものです。


東京はじめ首都圏では物価も高いので、この旅を好機に、ちょっぴり贅沢してみようと決意しました。それでもリーズナブルで驚いたのですが。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

新潟名物・極み発祥の店「せかい鮨」

いつか家族に食べさせたいと思っていたお寿司屋さんです。新潟駅から車で約5分(駐車場あり)。古い住宅街にたたずむ町のフツーのお寿司屋さんに見えます。

image by:久米信行

ところが、10年近く前に初めて訪ねたときに驚いたのです。なにせ店主が、魚醤オタク。醤油の強い味が素材の旨味を殺してしまうと、エビにはエビ、イカにはイカの魚醤といった具合に、それぞれの素材で魚醤を作っているのです。

今回も、エビの魚醤で新潟名物の南蛮エビ(甘エビ)をいただきましたが、なんとも優しい味わい。

image by:久米信行

そして、新潟でお寿司といえば「極み」。市内の寿司の名店が「地魚寿司を『どーん』と盛った厳選特上にぎり10カン」を競う、1.5人前3,500円の特上メニューです。

この「極み」プロジェクトを考え出して、新潟市内の寿司店を活性化したのが「せかい鮨」のご主人なのです。もちろん息子も大感激。まあ日ごろ、回転寿司ぐらいにしか行きませんから、当たり前といえば当たり前ですが。

出張で来たときに感激して以来、10年近く経ってしまいました。いつかいつかと家族を連れて行く日が来ることを願っていましたが、念願が半分かないました(いつか妻や次男も連れてこなくては)。

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