伏見稲荷だけじゃない。鳥居が連なる神秘的な「浮羽稲荷神社」の絶景
全国各地に点在している「神社」。最近は御朱印集めが流行したり、パワースポットとして有名になったりと、さまざまな神社が話題を集めていますよね。
今回ご紹介する「浮羽稲荷(うきはいなり)神社」も、近年になって一気に名前が広がった神社のひとつ。注目を集めた理由でもある、神社と自然が織りなす唯一無二の絶景についてご紹介していきます。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
浮羽稲荷神社とは?
浮羽稲荷神社は、福岡県うきは市の「城ヶ鼻公園」に鎮座する稲荷神社です。福岡県内には「太宰府天満宮」や「櫛田神社」など、全国的にも有名で大きな規模の神社がいくつもありますよね。
こちらの神社はそのような大きな神社と比べると、静かな場所にひっそりとある小ぢんまりとした神社です。ではどうして注目を集めるようになったのでしょうか?
それが立ち並ぶ鳥居と神社から見える絶景!山道を駆け上るように連なる鮮やかな朱色の鳥居は全部で91基。境内まで延々と連なる神の道は、登りきった先に言葉を失うほどの絶景が待っています。
どうしてこんなにたくさんの鳥居が?
連なった鳥居といえばやはり京都の「伏見稲荷大社」を思い浮かべますが、そもそもどうしてこのようなたくさんの鳥居が奉納されているのでしょうか?
神社の門である鳥居は、神様の世界と人間の世界を分ける役割を果たすとされています。神社の鳥居はその昔、お願い事をするときに奉納すると良いとされていました。
その後、神社で願掛けをし、叶った時にお礼として鳥居を奉納すると良いという風習へと変化。たくさんの鳥居が並ぶ神社は、それだけたくさんの人々の願いを叶えてきた神社なのですね。現代風にいうととても強力なパワースポット、というわけです。
浮羽稲荷神社のご利益は?
ではその強力なパワースポット、浮羽稲荷神社にお祀りされている神様についてご紹介しましょう。浮羽稲荷神社の御祭神はこちらの三柱です。
- ・稲魂大神(うかのみたまおおかみ)
- ・大山咋神(おおやまくいのかみ)
- ・菅原道真公
この三柱の神様たちは、浮羽稲荷神社が創建される際、京都の「伏見稲荷神社」、同じく京都の「松尾大社」、そして地元「太宰府天満宮」からお迎えされたものです。
稲魂大神のくださるご利益は五穀豊穣、商売繁盛。続いて大山咋神のくださるご利益は健康と長命長寿。菅原道真公は学問の神様です。健康で商売繁盛、学問も成就するという一度の参拝でたくさんのご利益が得られる神社です。
登り切った先から見える絶景!
浮羽稲荷神社の絶景は、鳥居とのどかなうきは市のコラボレーションです。美しい景色に出会うためには、少し体を動かさなければいけません。
鳥居の連なる石の階段を頑張って登って行きましょう。石段の中央には途中まで手すりが付いています。石段は段差自体は大きくなく、割と緩やかなので見た目以上に登りやすいですよ。
階段はちょっと…というかたは、駐車場から直接本殿へ登ることも可能です。駐車場は本殿へと続く鳥居、うきは市が見渡せる鳥居と同じ高さに位置しているので、最初の長い鳥居の階段を登らなくても絶景を見ることができますよ。
しかし石段を登ることで少しずつ変わっていく景色が楽しめるので、体力が許すならふもとから登るのがおすすめです。