コレをすると嫌がられる!?韓国人が日本でカルチャーショックを受けたこと
コインロッカーや自動販売機などを使用する際に便利な「小銭」。日本では1円〜500円までの硬貨が発行されており、お会計で端数を支払うときにもお財布から出しますよね。
最近ではキャッシュレスも浸透してきており、小銭やお札を使う機会が減ってきたというかたもいるかもしれません。とくにコロナ禍の影響もあり、お財布を持たず、スマホひとつでお出かけする機会も増えてきたのではないでしょうか。
そんな当たり前のように見かける硬貨たちですが、実はお隣の韓国では「小銭を使うと嫌な顔をされる」ことがあるのだとか!?
実際に複数名の韓国出身者にお話を伺ってみたところ、韓国の知られざる支払い事情が見えてきました。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
日本では「小銭」を使っても嫌がられないの?
言わずと知れたキャッシュレス社会の韓国。日本よりもキャッシュレスが浸透しているといわれており、街中にある小さな商店でも、クレジットカードで支払うことができるのだとか。
もちろん現金で支払う人も一定数はいますが、昨今のコロナ禍でより一層、スマホで支払う人が増えたそう。
「コロナの影響でお店でほしい商品のQRコードを撮影して、商品購入する方式が浸透しつつあります。いろいろな人がさわった商品でなく倉庫から出してもらえる商品なので、コロナなど衛生面で安心できますよ」
「日本では韓国と比べると意外にキャッシュレス化が進んでいなくてカルチャーショックを受けました。カードはディナーしか使えないとか、使うなら5,000円以上からと言われたこともあり、いまだに現金を多めに持ち歩いています」
韓国では小さな商店でもキャッシュレス対応が進んでいる
「エリアにはよりますが、韓国では小さい売店などでもカードが使えるので、財布を携帯する必要がほぼない。いまはスマホ決済が増えてカードも持ち歩かない場合もありますね」
このようにここ数年でキャッシュレス化やスマホ決済に拍車がかかるなか、お財布にたまりがちなのが「小銭」です。過去に韓国旅行で、「小銭を使いきれずに困った…」という経験のあるかたもいるのではないでしょうか。
日本では1〜500円の硬貨があって、支払いのときに使いやすいですよね。しかし韓国の1ウォンは0.10 円(2022年5月末時点)ほど。
そのためお会計のときに使いにくいことがあります。さらに現在では1ウォン硬貨と5ウォン硬貨は使われていないそう。
お店によっては支払いのときに急かされたりすることもあるので、小銭を使うタイミングがないという日本旅行者の声も珍しくありません。
「韓国では、あまり小銭を使うことがありません。昔、小銭を出すと店員さんに嫌がられたことがあります。韓国の小銭は日本みたいに500円玉から始まらないので仕方ないのですが…」
「大阪の小さな商店で支払う時に、そこで使えるPayPayなどのキャッシュレスサービスに登録しておらず、お母さんに『小さなお金(小銭)でごめんなさい』と言ったら、『大丈夫!逆に助かるわ!』と快く受け入れてくれました。韓国でお店のお母さんに『現金で払うのか!?』と怒られたことがあるので(笑)、すごくホッとした記憶があります」
日本でもキャッシュレス化が進んでいるものの、いまだに現金で支払うケースも少なくありません。そんなときは何気なく小銭で支払うこともありますが、大量の硬貨でない限り、韓国の一部のお店のように煙たがられることはまだ少ないないはず。
このように距離的にも近い韓国ですが、支払いの側面で日本とは大きな違いがあることがわかります。またこちらの記事によると、コロナ禍の現在、ヨーロッパでもキャッシュレス化が加速しているとのこと。
今後、以前のように海外旅行が気軽に楽しめるようになった際には、その国の支払い事情を知っておくとお会計がスムーズだったり、戸惑うことが少なくなるかもしれませんね。
- image by:Roman Babakin/Shutterstock.com
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