中国人が日本で「これはすごい!」と驚いた意外なこととは?
かなり昔、筆者がアメリカでバスに乗っていた際、運転手さんがいきなり「休憩だから降りて」といって、バスから降ろされたことがありました。運良く目的地の近くだったので、筆者はそのまま歩くことにしましたが、ほかの乗客は次のバスを停留所で待つ始末。「そんなことある!?」と個人的にびっくりしたことを覚えています。
このように国が違えば当たり前は異なるものですが、そのなかでも「交通機関」に関しては大きな違いがあるといっても過言ではありません。
日本ではバス停で待っていると普通に止まってくれますし、目的地まで運んでくれますよね。でもそれは海外の国によっては当たり前ではありません。
例えば、都市部においてバス移動がとても便利な中国では、ちょっと事情が異なるのだとか。早速、中国人が日本で驚いた公共交通機関の違いについてご紹介していきます。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
日本のバスはちゃんと止まってくれるの…?
通勤や通学だけでなく、日常生活に欠かせない公共交通機関。日本では時間通りに電車やバスがきますし、安全に乗車できるようさまざまな配慮が行われていますよね。
バスに関していえば、車高調整装置である「ニーリング機能」が付いているので、みんなが快適に利用することができます。
そして近距離の移動に便利なバスは、停留所で待っているだけで停車してくれるので、わざわざ手をあげてタクシーのように止める必要もありません。しかし、どうやら中国のバスは日本とは全く異なるスタイルなのだとか。
「中国のバスははっきり合図をしないと止まってくれないんです。あと時刻表がないので、正確な運行をしている日本のバスは便利で利用しやすく、すごいと驚きました」(中国出身)
「中国では列車やバスに乗る際に並んで待つという文化がありません。そのため座席に座れないことは当たり前です」(中国出身)
「電車がちゃんと着くこともすごいですが、一般の道路を使っているのにほぼ時刻通りに到着する日本のバスはやばいです!日本人の友だちや知り合いもごく当たり前なことだと思っているようですが、すごいことだと思った方がいいですよ!」(中国出身)
例えば、上海市内の路線バスは移動にとても便利。一律料金なのでかなり低価格で乗車することが可能だそう。
しかし場所によってはタクシーを止めるときのように手をあげたり、はっきりと乗るという意思表示をしないと止まってくれないこともあると教えてくれました。もちろん中国国内でも場所によってルールは異なるみたいですが、乗り方を知らないと驚いてしまいますよね。
駅で綺麗に並ぶ姿に驚いた!
そしてバスと同じく、日本の電車にも驚いたという声が聞こえてきました。以前より、外国人の皆さんから「日本人は順番を守って綺麗に並んでいることにびっくり!」なんて話をよく聞きますが、中国出身の人によると、このような違いがあるのだとか。
「電車での順番抜かしなんていつものことでした。ですが日本はちゃんと列を作って並び、礼儀正しいと思います」(中国出身)
「先に乗った者勝ち、座った者勝ちのようなところはありますね。でも交通機関でのマナーは中国でも都市部では改善されつつありますよ」(中国出身)
「中国でも順番飛ばしが問題になっていましたが、少しずつ変化してきているように思います。また、礼儀正しい日本人だからこそ、たまに順番を抜かす人を見かけると、ある意味ショックでしたね…」(中国出身)
たしかに、ごく稀にですが電車を待っていると、たまに横から割り込まれるときがあります。「先に並んでいる人がいるのに…」と思いますが、どうしても先に席に座りたい事情があったのかもしれませんね。
とはいっても順番を守るということは基本中の基本。あくまでも公共交通機関ですから、お互い配慮の気持ちを忘れないようにしたいです。
また、最近の中国では割り込みを行う人が少なくなっており、若い人ほど順番を守る、ルールを守らない人には注意をするという話も。順番を守らないことに困っていたのは、中国人も同じみたいです。
日本人が綺麗に並んでいる姿に外国人が驚くことも、昔の思い出話のようになっていくかもしれませんね。
- image by:MAHATHIR MOHD YASIN/Shutterstock.com
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