やっぱり日本は世界一?親切な「タクシー運転手」がいる街ランキング
タクシードライバーのフレンドリーさは外国人観光客にとって、その国の印象を決定付ける大きな要因ですよね。
空港の職員も同じですが、海外旅行に訪れてかなり早い段階で最初に触れ合う現地の人が、タクシードライバーだからです。いわば、その国の第一印象を左右する存在かもしれません。
そこで今回は、タクシー運転手の親切さを調べたいくつかの過去のデータから、世界で最も「フレンドリーな都市」を見ていきましょう。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
2010年のランキング第1位:ロンドン
最初は、オンラインホテル予約サイト「ホテルズドットコム」の2010年という古い調査から見ていきます。
いまからもう10年以上前に発表された内容になりますが、世界を旅する1,900人以上の旅行者を対象に、フレンドリーなタクシードライバーが最も多い都市はどこかを聞いた調査です。
米配車大手ウーバー・テクノロジーズが世界に進出する、新型コロナウイルス感染症の拡大で観光業界が大ダメージを受ける、ウクライナとロシアが戦争を始めて燃料費が高騰するなど、さまざまな変化が起きたため、現在は全く異なる結果になっている可能性もあります。
しかし、最も愛想のいい、フレンドリーなタクシードライバーがどこの都市に多いかとの問いに対して、イギリスの首都「ロンドン」を挙げる世界の旅行者が最も多かったと同調査では明らかになっています。
ロンドンのタクシーといえば黒塗りの車体が目印の「Black cabs(ブラックキャブ)」が有名です。
あらためて後ほど詳しく紹介しますが、ロンドンにおいては名誉といわれる「green badge(緑色のバッジ)」を持つ、優秀なタクシードライバーがロンドンにたくさんいるとの評価は、10年以上前も世界的な定見になっていたのですね。
ちなみにフレンドリーさとは真逆で、不愛想なタクシードライバーが最も多い都市といえば、パリとニューヨークが同調査では挙げられています。
イタリアの首都であるローマのタクシードライバーについては、運転技術の安全性が世界で最悪だと同調査でいわれていました。