最近「ホテルが高い」という悩みを抱えた方々、多いのではないでしょうか。特にコロナ後、訪日外国人の増加、旅行支援といった割引がなくなった影響などで、特に都市部でホテル・旅館の価格に割高感があります。旅行において宿泊費が上がると、その分で旅費がかかるのは困るでしょう。

宿泊費を極力抑えたいなら、ホテルよりも「カプセルホテル」「ドミトリー」がおすすめ。しかも、昔のただ寝るだけという「箱」のようだったカプセルホテルと今は異なり、近年はデザインにこだわったり、滞在そのものが楽しめたり、女性専用の施設なども続々登場しています。

旅行者だけでなく、夜遅くに終電を逃した時にも便利な場所。最近増えている「進化系カプセルホテル」と呼ばれる宿泊施設を中心に、今回は「東京編」をピックアップして紹介します。

デザインにこだわる「ナインアワーズ」がさらに進化。女性専用の施設も営業

「ナインアワーズ」は、昔ながらのカプセルホテルと一線を画す、さまざまな建築家が手掛けるデザインが斬新なカプセルホテルを展開する全国チェーン。

ミニマムながら高品質な「シャワー」「睡眠」「身支度」という施設コンセプトで、性別・世代を問わず高い人気を誇ります。

このナインアワーズの数ある店舗の中で、東京都内では「ナインアワーズ 赤坂 スリープラボ」がおすすめです。

外観から目を引くデザインが特徴。坂が多い「赤坂」の地形を生かし、まるでカプセルを積んだような変幻自在な建物です。

 

独自の睡眠解析サービス「9h sleep fitscan」を導入し、宿泊者の睡眠の質や呼吸状態などを測定し、カプセルベッド内のセンサーが体動・いびき音・寝顔画像などを測定、その結果を睡眠レポートで希望者に提供しています。

また、女性専用「ナインアワーズ ウーマン」が、東京都内で2施設が営業中。その1つ、「ナインアワーズ ウーマン新宿」は、2022年4月にオープンしました。この施設でも「9h sleep fitscan」が導入され、睡眠重視のスリープポッドで快眠性へのこだわりもうれしい点です。

温かみあるインテリアで「非日常のわが家」をデザイン。新宿のにぎやかなナイトスポットが密集するエリアから一転、館内はリラックスできる空間です。

宿泊だけでなく、仮眠やシャワーのみの利用も可能。もう1つの施設「ナインアワーズウーマン 神田」は、移動に便利な神田駅そばにあります。

知ってる？ナインアワーズの「サウナ」「睡眠」に特化した施設

ナインアワーズの「サウナ」「睡眠」に特化した「ドシー（℃）」という施設をご存じでしょうか。1号店は恵比寿、2号店は五反田にあります。

「ドシー五反田」は、五反田駅東口にある歓楽街の中心に位置し、男性向けシャワーエリアに「フィンランド式サウナ」があるのが特徴です。

室温は高めの90度前後、自分で蒸気浴を楽しむロウリュと冷水によるクールダウンが体験できます。最上階にラウンジもあり、電源とWi-Fi完備。

五反田は、サウナは男性専用で、女性フロアに個室シャワーを用意。一方、「ドシー恵比寿」にはサウナが男女別であります。

ただ寝るだけにとどまらず、本場のフィンランド式サウナも一緒に体験できる施設は、なかなか貴重と言えるでしょう。仮眠やサウナのみの利用も可能です。

女性が安心できる専用カプセルホテル。浴衣や足袋つき、大浴槽もある

「NADESHIKO HOTEL SHIBUYA（ナデシコ ホテル シブヤ）」は、渋谷にある女性専用のカプセルホテル。旅館のように着物姿の女将が出迎え、宿泊者用にオリジナル用浴衣や足袋も用意されています。

ラウンジエリアには、連泊にうれしい洗濯機や乾燥機、スニーカーも洗えるランドリースペースも。また、ベッドルームは、まるで繭（まゆ）に包まれるような温かさが感じられるコクーンカプセルを採用し、足を伸ばせる快適性と高い遮音性で快眠できるでしょう。

さらに、富士山が描かれた大きめの浴槽では、ヒノキやゆずなどの香りで身も心もいやされ。ハンドクリームや2種類のタオル、除菌シートやアルコールスプレーなどが常備されているのも女性宿泊者にうれしいポイント。ラウンジは畳敷きで、のんびりリラックスできます。

ミレニアム世代も注目のカプセルホテル