祭りの後に解体される「ねぶた」、もったいないので照明にして再利用

TRiP EDiTOR編集部
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2016/08/10

「青森ねぶた祭り」をご存知ですか? テレビや雑誌で見て「もちろん、知っている!」という人がほとんどでしょう。

極彩色に彩られた巨大なねぶたは一度見たら忘れられないくらいのインパクトがあります。では、祭りが終わった後ねぶたはどうなるかご存知でしょうか?これはあまり知られていません。意外なモノに姿を変えて販売されているようですよ。

東北三大祭のひとつ、青森ねぶた祭りとは

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先日開催されたばかりの「青森ねぶた祭り」。勢いよく跳ねる踊り子“ハネト”とリズミカルな笛の音、勇ましいねぶたが三位一体となる青森県最大規模のお祭りです。

その歴史はあまりに古くて起源は諸説ありますが、2つの説が有力視されています。

ひとつは、平安時代の征夷大将軍・坂上田村麻呂が蝦夷(関東の以北)を討伐する際に、戦場を照らして笛や太鼓ではやし立てたことが由来とされる説。

そしてもうひとつは、七夕とお盆の迎え火と送り火が合わさって変化してねぶたになったという説です。いずれにしても、数百年続く歴史と伝統あるお祭りなのは間違いないようです。

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この祭りの最大の特徴といえば、やはり「ねぶた」。大きいものだと、高さ約5m幅約9m奥行き約8mにも及ぶんだとか。

しかもすべて「ねぶた師」と呼ばれる職人の手作りで、職人によってそれぞれ特長が違うので、じっくり見比べてみるのもいいかもしれません。

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また、「ハネト」と呼ばれる踊り子ねぶたと一緒に街中を練り歩くのも大きな特徴


練習した地元民だけが参加できるのかと思えば、なんと正装衣装を着ていれば誰でも参加できちゃうんです!しかも事前登録や受付などもなしで飛び入り参加OK。

衣装は商店街などのお店では4000円ぐらいでレンタルできるほか、市内のデパートでは1万円程度で販売。

「ラッセラー」の掛け声を上げながら、祭りの輪に加われば、忘れられない思い出になること請け合いです。

ねぶた以外にも花火や屋台など、お楽しみ盛りだくさん。毎年300万人が訪れるというスケールも迫力もケタ違い!

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