海外がビビった。戦前の日本人女性のファッションがモダンすぎる
モガ時代を駆け抜けた女優たち
大正から昭和時代に活躍した、まさに「モダンガール」を象徴する美しい女優さんも存在しています。庶民にとってはきっと憧れの存在だったはず。
伊達里子さん(神奈川県出身)
伊達里子さんは、モダンガールの代名詞として昭和30年代までに映画界で活躍した女優のひとり。
代表作には、『ダンスガールの悲哀』、『朗らかに歩め』、『マダムと女房』などがあります。モダンガールとして、昭和に光り輝いた魅力があふれ出ています。
竹久千恵子さん(秋田出身)
女優竹久千恵子さんは、15歳で映画デビューし、1930年から1940年の昭和期にかけて活躍した女優です。知性的なモダンガール女優として学生を中心に人気を博した、まさに憧れのモガ。こざっぱりしたクールな雰囲気が粋です。
田中絹代さん(山口県)
日本映画史を代表する田中絹代さん。小津安二郎、溝口健二、成瀬巳喜男など、日本を代表する錚々たる監督たちの作品に数多く出演しました。
大ぶりの花柄ワンピースをまとった姿がステキです。
市川春代さん(長野県出身)
サイレント映画から、トーキー映画期に活躍した女優。映画『侍ニツポン』に主演し、一躍有名に。戦後も活躍し続けたました。
カールした髪の毛にフィットした帽子がとてもお似合いですね。
モダンガールは現代の憧れ?
和洋折衷の近代市民文化のことを指す「大正ロマン」や「昭和モダン」時代に活躍し、現在も親しまれている画家の中原淳一さんや竹久夢二さんの影響や、レトロ人気の再燃などで、「モダンガール」に憧れる若い世代が増えているそうです。
『竹久夢二 モダン都市 東京展』弥生美術館にて。高畠華宵の描くモダンガールの着物の柄が色鮮やかで素敵。大正中期に民衆娯楽として浅草オペラが流行だったこと、夢二のセンチメンタルな美人画、今日は帝劇、明日は三越、美意識が高かったこの時代が1番好きです。 pic.twitter.com/y4Jo10gxV5
— 絵理 (@HellSonicBallet) 2016年9月24日
まさに時代は繰り返す!21世紀のモダンガールは形を変えて進化していきそうですね。
- Source: Vintage Everyday
- image by:Kagayama Kyoyo / Public domain
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。