オトナの分かれ道。54歳から始めた千葉県の乗馬クラブが大成功

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2017/04/19

家族全員運営で、地域貢献も

クラブの建物

長谷川ライディングファームは長谷川さんだけでなく、奥さんと4人の子供たち、その配偶者も含めた家族ぐるみの運営に特徴があります。

また、地域の人との交流も欠かせません。タケノコや野菜を差し入れてくれる人、無償で宣伝用パンフレットの原稿をパソコンで作ってくれる人。この土地で様々なつながりが生まれました。

長谷川さんの夢は、「ホースセラピー」を通して社会貢献をすることです。ホースセラピーとは、馬と触れ合うことで、障害者の身体や心の機能回復を支援する障害者乗馬のこと。養護学校出身の人が厩舎の担当として働くこともあります。

また、東日本大震災後は、毎年夏に市原市に避難してきている家族を招待して、乗馬やバーベキュー、流しソーメンなどで楽しんでもらっています。さらに、商工会議所などが主催するイベントなどでも、避難してきている子供たちのために、乗馬の機会を提供するなどの活動も積極的に行っています。

長谷川さんは、地域で生きていくには、地域に溶け込み、地域の仲間の力を借りると共に、地域に還元していく姿勢を持つことが大切だと話してくれました。

定年後に再雇用や再就職を選ぶ人が多い中、逆に、長谷川さんは早期退職を選び自分自身が生きがいを持って、生涯現役で働ける活動を求めました。結果として、都会のサラリーマン暮らしから、理想の田舎暮らしを実現したともいえるのではないでしょうか。

長谷川ライディングファーム
千葉県市原市山口563-1
Tel: 0436-50-9550
公式フェイスブック

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シニアライフアドバイザー。2000年から団塊・シニア世代のライフスタイルや動向を調査し、発信中。全国各地の自治体で「地域デビュー講座」の講師なども務める日々。当事者目線を重視しています。

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