盆休みは、有名観光地が空いている! 宿泊データから算出した狙い目エリア
山形県の絶景で、心の底までリフレッシュ。
■ 加茂水族館のクラゲドリームシアター
ご覧ください、この加茂水族館のクラネタリウムにある涼しげな空間を。世界からも熱い視線が注がれる技術を持った、直径5メートルのクラゲ飼育用巨大水槽に浮かぶ約2 千のミズクラゲたち。
■ 芭蕉ゆかりの「山寺」の絶景にヒヤッ
閑かさや岩にしみ入る蝉の声、この有名な芭蕉の句で知られる立石寺。通称「山寺」と呼ばれ、大仏殿のある奥の院まで1,015段の階段を登らなければなりません。一段ごとに煩悩が消えて行き、悪縁を断ち切ることができると言われています。上まで登りきり、絶壁からの絶景を見る頃には、芭蕉と同じ悟りの境地に達することができるかもしれません…。
■ 蔵王連峰・蔵王エコーライン・御釜
山形県上山市から宮城県白石市へとつながる県道12号は、両県の境になっている奥羽山脈・蔵王連峰をまたぐ絶景のドライブルートになっています。冬は左右が雪の壁で覆われる真っ白な道ですが、夏は空の近さと蔵王連峰のパノラマがひろびろ見渡せます。途中にある火口湖「御釜」の、毒々しいほど鮮やかなその緑色は、実際に見てみないと伝えられません!
これ、どうやって予想してるの?驚くべきシステム「観光予報プラットフォーム」
前回のゴールデンウィーク混雑予報、そして今回のお盆休みの混雑予報に用いられたシステムは観光予報プラットフォームというもの。公益社団法人日本観光振興協会、株式会社オープントーンを含む観光予報プラットフォーム推進協議会により開発・運用されているシステムです。
旅行会社等が提供する約1億泊以上(2018年3月末現在)の宿泊予約・実績データをもとに、国内外の宿泊の予想を立てることができます。また、6ヶ月先の宿泊予測の把握が可能である他、宿泊者の居住国/都道府県、年齢層、宿泊単価、食事条件等の様々な宿泊条件の把握・分析が可能です。実はこれ旅行者はもちろん、地方自治体や地域活性化にも役立ちそう。例えば各種イベントを実施する際に、宿泊予定者数が多い日程や場所を狙って設定したり、各種のビッグデータをもとに各地域のポテンシャルを調べるのにも便利。今後は観光予報が「観光実績」になったタイミングで、誤差を公開し、より精度の高い「観光予報」を目指すのだとか。
この最新の観光予報プラットフォームによると、今年のお盆休みはあちこちの有名観光地が空いている予測でしたが、実際にはどうなるのでしょうか? 宿泊はしない日帰り客も含めると混雑率が変わるかもしれませんが、ただひとつだけ言えることは、宿泊先をまだ決めていない方は、なるべく早めにチェックしたほうが良さそうです。しっかり計画を立てて、楽しい旅行を満喫してくださいね。
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