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甘党の聖地?金沢が10年以上スイーツ大国としてNo.1に君臨する理由

坂本 正敬
坂本 正敬
2018/11/03

仮説その3:魅力的な洋菓子店が多い

老舗のあめ店。同店のあめをソフトクリームにかけたスイーツも市内で食べられる image by: 石川県観光連盟

卵が先か、ニワトリが先かという問題にもなるはずですが、金沢市の洋菓子店の多さも、需要を促す一因になっているのかもしれません。NTTタウンページが行った調査によれば、北陸3県の洋菓子店の多さは、全国的に見ても突出しています。全国1位は富山県で、3位は福井県、石川県は4位に入っています。ちなみに2位は長崎県。

洋菓子店の多さランキングで上位に入る都道府県について、菓子類全体の支出額を総務省「家計調査」で見ると、富山市が19位、福井市が20位、長崎市が47位とふるっていないため、それほどパワフルな仮説とは言えないかもしれません。

ですが富山県はお菓子ごとの支出額を「家計調査」で見ると、プリンの支出額が全国で1位、長崎市はカステラの支出額が全国でぶっちぎりで1位となっています。福井市もアイスクリームに対する支出額がトップ5に入る回が、過去の総務省「家計調査」で複数回あります。やはり需要があるために洋菓子店が多く、洋菓子店が多いために需要が高まるという循環が、金沢市にも一部あるのかもしれません。

また、それだけ洋菓子店が多ければ、競争も激しいため全体のレベルも高まると考えられます。魅力的なお店が増えれば、その魅力的なスイーツに、また人が集まるという循環も生まれるはずですね。

翻訳家/ライター。1979年東京生まれ、埼玉育ち、富山県在住。成城大学文芸学部芸術学科卒。国内外の紙媒体、WEB媒体に日本語と英語で執筆する。 主な訳書に『クールジャパン一般常識』(クールジャパン講師会)。

甘党の聖地?金沢が10年以上スイーツ大国としてNo.1に君臨する理由
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