台湾人に恋した日本の20代女子が、夜の台北でバカになれなかった話
2人でサイクリングデートのハズが
アイ:朝早くから起きて、今日は2人でデートだ!なんて期待してたけど、楊くんもいました(笑)もちろん楊くんも仲の良い友達ですが、自己チューですけどそのときは王くんと2人でどこか行きたいなって思ってたんです。
リカ:楊くんは一切悪くない。でも2人でいたい気持ちもわかります(笑)
アイ:台北駅から3人でMRTっていう地下鉄に乗って、淡水(ダンシュイ)っていう場所に行きました。台北駅から40分くらいで、有名なサイクリングスポットらしく、3人で自転車をレンタルしました。
リカ:台湾はアジアのなかでも自転車がとても浸透していて、世界トップクラスのシェアを誇る人気のロードバイク「ジャイアント」の発祥の地ですし、台北市内にもレンタルサイクルのスポットがたくさんありますよね。
アイ:日本にいると、サイクリングって意外と経験しないと思うんです。最近では東京でもレンタルサイクルを見かけるようになりましたけど、台湾はそれよりもっと前にレンタル自転車が浸透していたと思います。
アイ:私はママチャリを借りて、3人でサイクリングを楽しみました。川沿いを走っていたら、途中で王くんが自転車を止めて「カニ!」って言い出したんです。
リカ:カニ?
アイ:カニって言っても小さなカニなんですけど、地面をよく見てみると小さな穴がたくさん空いてて、そこからカニがひょこって出てきたんです。カニを触るのはちょっと怖くて見てるだけだったんですけど、王くんが近くまでカニを連れてきてくれたので写真を撮りました。
アイ:サイクリングのあとは、福佑宮っていうお寺のあるところへ行きました。周りはとても栄えていて、確か淡水老街っていう場所だったと思います。
アイ:淡水から台北に戻って、夜市に行きました。台北にはいくつもの夜市がありますが、私が初めて行ったのは台北で一番大きいと言われる士林夜市でした。前日に行った屋台よりも混んでいる夜市で、歩いていると稀に日本語が聞こえてきました。
リカ:士林夜市ではたくさん食べ歩きましたか?
アイ:そりゃもう、たくさん食べましたよ!特にルーウェイっていう、台湾風の煮込みが美味しかったです。最初から煮込まれているタイプと、自分で具材をチョイスして煮込んでもらうタイプがあるのですが、好みの具材を選ぶワクワク感がとても好きです。
リカ:ルーウェイは初めて知りました。これこそ台湾のローカルフードって感じがしますね。
アイ:注文はすべて楊くんと王くんに任せっきりでしたが、そのときは大根と豆腐と麺を入れてもらいました。少しピリ辛な味付けですが、辛いのが苦手な私でも食べきれるちょうど良さでした。