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ロマンを求めて。日本最西端「与那国島」に眠る古代文明

小林繭
小林繭
2019/01/25

後世に残したい与那国島の風物詩、ヨナグニウマのいる風景

人懐こいヨナグニウマ

与那国島には数々のワン&オンリー、つまり“与那国島だけにある◯◯”というものがありますが、その中で最も愛すべき存在がヨナグニウマです。同種は日本在来馬8馬種のひとつで、孤島におかれるため外来の馬との交雑が少なく、在来馬のなかでも純度が最も高いと言われています。

体高は、およそ110~120センチで体重は約200キロと小さいのが特徴で(参考までに、サラブレッドは体高160~170センチ、体重約500キロ)、性格はとても穏やかで温厚。近年までは家畜として飼われていた馬もいますが、基本的には野生です。

農耕や生活に馬を必要としなくなった現在は、すべてが野生となっています。近づいてその大きな瞳を覗き込むと、真っ直ぐな眼差しで視線を返してくれます。いつまでもずっと寄り添ってくれるような子もいて、馬好きにとっては本当にたまりません!

島の道路を歩く牛たち

彼らは草を求めて島内を自由に移動しているので、与那国島滞在中は幾度となく風に吹かれながら草を食むヨナグニウマたちや、群れをなして移動する姿に出会うことができます。ちなみに、この島の道路では馬や牛が優先です。

道路で群れを作る牛たち

ドライブ中、ときに数頭、ときに群れをなして闊歩する馬や牛と出くわしますが、そのときはクラクションなど決してならさず彼らが通り過ぎるのを待ってください。

草を食むヨナグニウマ

与那国島の風物詩とも言える草を食む馬たちの姿は東牧場南牧場に行けば必ず見ることができます。その風景はとてもフォトジェニックで、最果ての地を駆ける馬の姿はロマンにあふれます。

現在、記録によるとヨナグニウマの生息は130頭(平成28年、馬事協会発表)だそう。個体数の減少が心配されているのは事実なので、どうかこれ以上減少することなくいつまでも与那国の地を走り回っていてほしいと願わずにはいられません。

お土産に持って帰りたい“どなん”の花酒

花酒

沖縄の島々の楽しみにはそれぞれの島で島酒を味わうこともありますが、与那国で楽しむべきは「花酒」です。花酒とはアルコール度数60%以上の泡盛で(度数が45度を超えるものは税法上はスピリッツとなるので、正確にはスピリッツ)、国内では与那国島のみで製造されています。

日本で製造されるお酒の中で一番アルコール度数が高いと聞けば、お酒好きな人は好奇心がむくむくと顔がもたげますね。


クバの葉で巻いてある花酒は風情がありお土産にも最適ですが、これは、昔この島へ渡るのが本当に大変だったため荒れ狂う海の上で瓶が割れないようにクバの葉を使用していたためだそう。

通常の泡盛と同じように水で割って飲んでもよいですが、花酒は凍らないので、よく冷やした花酒をトロッとした状態で生のまま濃厚な花酒の甘みや香味を味わうのもオツです。

小林繭

東京生まれ、湘南生息中のフリー編集ライター。沖縄、ハワイ、島、旅モノやロハスネタを発信中。All About沖縄ガイド。目下、踊れる編集ライター目指し趣味のフラメンコに取り組む日々。

ロマンを求めて。日本最西端「与那国島」に眠る古代文明
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