ロマンを求めて。日本最西端「与那国島」に眠る古代文明
ダイバー憧れの神秘スポット! 国境の島に眠るミステリー「海底遺跡」
ダイバーたちにとって与那国島といえば、何といっても「海底遺跡」です。
島の南、新川鼻沖の水中に東西約290m、南北約120m、高さ26mにわたって広がる巨大な神殿のような岩のポイントで、階段状に積まれた石組みや通路のように見えるものなど人工的に造られたと思える構造から「海底遺跡」と呼ばれています
海に沈んだ古代文明!?と1986年の発見以来注目を集めていますが、本当にこれが遺跡なのか、自然のものであるのかははっきりわからず、専門家の間でいまもなお論議が繰り返されているようです。
ダイビングスポットとして有名ですが、ダイビング以外にも近くまで船で行ってシュノーケリングや、海に入らずとも床がガラス張りの船から覗くこともできるので、島一番の人気スポットといえるでしょう。
海中スポットなので、いずれもその日の海のコンディションによりますが、与那国島へ行ったら必ず訪れたいミステリースポットにはかわりありません。
実はビーチ天国。与那国島ビーチ事情
空から眺めると、真っ青な海の中に突如起隆した断崖絶壁として浮かぶこの島は、“孤島”という表現がぴったり。その歴史は常に“孤島”ゆえの苦しみと共に話されますが、この海の美しさと豊かなサンゴ礁が壊されることなく守られているのはこの島が“孤島”であるおかげともいえます。
そんな与那国島へ泳げる時期に行くならビーチホッピングを楽しまない手はありません。島には、それぞれに特徴の異なるビーチが点在し、どのビーチに行ってもほぼプライベートで貸切状態。
租内集落にある「ナンタ浜」や久部良の「ダンヌ浜」、Dr.コトーの診療所セットが残る「ナーマ浜」をはじめ、「四畳ビーチ」などユニークなネーミングもこの島らしいところ。
その中でももっとも美しく、与那国島らしいという意味でおすすめしたいのが「六畳ビーチ」です。切立つ断崖絶壁の頂上からロープに頼りビーチまで降りていかなければなりませんが、このビーチの美しさは群を抜いています。
砂浜に降り立った瞬間、目の前に広がるビーチのあまりの美しさに、自分がいまどこに立っているのかわからなくなるほど。桃源郷のようなビーチと表現すればよいのでしょうか。国境の島の名にふさわしい極上ビーチ。このビーチで泳ぐためだけに与那国島まで行く価値、大いにありです。