ビール大好きドイツ人が選んだ、本当に美味しい「日本のビール」ランキング
ビールを愛するドイツ人が選ぶ、日本の美味しいビールTOP5
話を聞き、ドイツ人はやはりビールが大好きであることが見えてきました。そこで今回は、都心部にあるスーパー・コンビニで手に入る缶ビールを対象に、ビールをこよなく愛するホフマンさんにランク付をしてもらいました。
なお、ホフマンさんは月に50〜70Lはビールを飲み、見たことがないビールはとりあえず試したくなる「スタンダードなドイツ人(本人談)」とのこと。では、さっそくランキングを見ていきましょう。
第5位 オリオンビール(オリオンビール)
ホ:オリオンビールは初めて飲んだときすごく驚いたことを覚えてる。これはね、「美味しい炭酸水」だね。元々飲みやすいとは聞いていて、タイのシンハービールみたいなものかなと思っていたんだ。
でも、オリオンビールはよりクセが少なく、飲みやすい。周りのドイツ人も「水の代わりに置いておきたい」と言うぐらい、馴染みやすくて人気が高いビールだよ。
第4位 エビス 華みやび(サッポロビール)
ホ:ホワイトビールといえば、ドイツでもクリスタルヴァイスビアとか有名なものがたくさんあるんだけど、これは日本らしさ感じるベストなエールビールだね。日本のビールだと、どうしても喉越し重視なものが多いけど、華みやびはゆっくり静かに飲みたくなる味わい深さがある。
ホワイトビールのジャンルの中で見ると、ちょっと濃厚さが足りないなとも感じるんだけど、このクオリティをコンビニで気軽に買えるのが、日本の素晴らしいところだよね。
エビスビールはこの華みやびだけじゃなく、通常のビールも苦味としっかりした味わいがあってすごく美味しいビールで、家族全員大好きだよ。
第3位 サッポロ生ビール黒ラベル(サッポロビール)
ホ:黒ラベルは延々と飲むことができる、素晴らしいビール。ドイツ人はとにかくビールを飲み続けるから、二日酔いの頭痛が大嫌い。でもなぜか黒ラベルだけ飲んでいると二日酔いにならないんだよね。これは僕の友だち2人も同じことを言っていて、「黒ラベルは神様の水なんじゃないか」という結論になったよ。
日本人が好きなキレもしっかりあるし、ドイツ人にも飲みやすい味だし、手ごろに買える缶ビールの中ではバランスが一番いいビールだと思う。
第2位 水曜日のネコ(ヤッホーブルーイング)
ホ:水曜日のネコは、ベルギービールの良いところと日本のビールの良いところを合わせた、技術派の日本らしいビールだよね。日本のスタンダードなキレ・辛口とは逆に、豊かな風味や香りを重視していて、ふんわり飲みやすい。炭酸も弱めだから、それこそオリオンビール並みに気軽に飲めるのも魅力だね。
僕の奥さんが大好きで、シャンディ・ガフとか、シンプルなビアカクテルにして楽しんでいるよ。
第1位 キリン クラシックラガー(キリンビール)
ホ:苦味が強いけど、味もしっかり濃い。全体的にバランスはいいけど、日本の定番ビールの中でもドイツ人が好きそうな味だよね。ドイツのビールに近い雰囲気があると思う。普通のラガーも美味しいけど、個人的にどっしりとしたコクがあるクラッシックを推したい。
あと、なぜかドイツの日本料理店ではキリンビールを見かけることが多いから、ドイツ人からしたら馴染深いというのもあるかも。