韓国人を10年間愛した女子が、30歳目前でバカになれなかった話
愛する彼との思い出の場所
編K:来日した彼とどこに行きました?
亜紀:東京では渋谷、新宿、池袋、上野。東京タワーに浅草寺。メジャーどころはだいたいは回ったわね。
亜紀:でも初めての東京で、人混みに疲れたみたいで。次、日本に来たときは東京以外の場所に行こうねってなったの。
編K:どこに行ったんですか?
亜紀:まず広島ね。平和記念公園や広島城、そして宮島に行ったわ。
亜紀:秋だったから、宮島にある紅葉谷公園の紅葉が息を飲むほど綺麗で、彼は初めて見る日本の景色にとても感動してたの。
亜紀:あと山口にも行ったの。私は山口県出身だから、地元にきてくれるのは嬉しかったわね。特に錦帯橋(きんたいきょう)が思い出に残ってる。
編K:錦帯橋って、日本三名橋のひとつですよね。あの橋の裏がめちゃめちゃ綺麗なんですよね。
亜紀:何度見ても圧巻だった。
亜紀:彼も「山口すごい。韓国語ではテダナダ!」って言ってたもん。そのときはちょうど桜が咲いてて、すごい綺麗でロマンチックでさ。日本らしい建築がとても気に入ったみたいで興味深く見てた。
編K:いろんなところに行かれたんですね。ちなみに韓国人男性のデートって、どんな感じなんですか?
韓国人の彼とのデートはどんな感じ?
亜紀:めちゃめちゃレディーファースト。
編K:例えばどんなときにレディーファーストを感じましたか?
亜紀:私が何もしなくていいように、ご飯をよそってくれるし、なんでも用意してくれる(笑)扉をあけてくれるのはもちろん、お買い物したときの荷物は全部持ってくれる。
編K:至れり尽くせりじゃないですか!
亜紀:最初は驚いたけどね。バッグを持ってくれようとしたときはさすがに断ったけど、すごく優しい。
亜紀:韓国人男性は優しいって聞いてたんだけど、ほんとその通りだったの。
編K:連絡とかまめなんですか?
亜紀:毎日電話とメールは欠かさなかったわね。
編K:すごくまめですね。でもプライベートの時間なくないですか?
亜紀:言われてみるとそうなんだけど、いつも私を一番に考えてくれてたから、イヤっていう気持ちはなかったかな。
家族のことをとても大切にする
亜紀:ソジュンは家族との付き合いをすごく大事にしてた。兵役後に行った韓国ですぐに家に招待されたよ。
編K:相手のご実家へ、これは結婚のフラグたちましたね。
亜紀:韓国では普通のことかもしれないけど、ちょっとハードル高いよね。私も若かったからかもしれないけど負担に感じることはなかったかな。ソジュンのご両親は私を娘のように扱ってくれたわ。
亜紀:韓国へ行ったら彼の実家に泊まって、ご飯をご馳走になるのが当たり前になってた。
亜紀:ご両親は日本語を話せなかったけど、家族で遊びに行くことも多かったわね。
編K:家族公認だったってことですね。
亜紀:私の両親にも会わせたしね。
編K:でもセンパイの今の旦那さんは日本人ですよね。
亜紀:そう。彼のことは本当に大好きだったけど、結婚できなかった。やっぱり遠距離恋愛に変わりはなかったの。