川崎エリアに熱視線。2019年、首都圏「借りて住みたい街」TOP10
第5位 葛西/東京都江戸川区
5位にランクインした東京都江戸川区の葛西は、昭和30年代前半までは川沿いに半農半漁の集落がある地域でした。
しかし、1969年に営団地下鉄東西線(現在の東京メトロ東西線)の葛西駅ができると、都心に非常に近い住宅地として発展し、隣接する千葉県側の浦安市や市川市行徳地区とともに多数の民間マンションが建設され、東西線沿線は「日本一のマンション街」と形容されるほどになりました。
1979年には西葛西駅も開業し、さらに葛西の臨海地域に葛西臨海公園・葛西海浜公園が整備され、野鳥保護などに取り組んでいます。また、家賃や物価が比較的安く、その点も魅力の街です。
第4位 高円寺/東京都杉並区
4位には東京都杉並区の高円寺がランクインしました。JR中央線の高円寺駅を中心とする街で、一戸建て住宅のほかに家族向けマンション、学生・独身者用のアパートやワンルームマンションも多く、独り暮らしの若者に人気があります。
デパートなどの大規模小売店舗は少なく、高円寺駅周辺は商店街が発達しており、若者向けの衣料品(古着屋)や雑貨店、安価な飲食店に書店・古書店、さらに小さなライブハウスなどが立ち並びます。
こうした環境も若者に人気の要因のようですが、その一方で戦前からの老舗や古くからの名店が多いのも特徴です。
第3位 中野/東京都中野区
3位には東京都中野区の中野がランクインしました。中野は東西に鉄道が数多く通っており、渋谷区・新宿区・豊島区など大繁華街を有する区とも隣接しています。
また、鉄道以外にもバスも渋谷駅・池袋駅から中野区内を結ぶ路線があるなど利便性が高いことが特徴の街です。
中野ブロードウェイをはじめとする大型商業施設や、中野サンモール商店街などが中野駅周辺に立ち並んでいます。また家賃が比較的安く、交通が便利なことから、20〜30歳代の若年層の居住がきわめて多いのも特徴です。
第2位 川崎/神奈川県川崎市
2位にランクインしたのは、TOP10唯一の神奈川県内である川崎市です。川崎は神奈川県の北東部に位置する政令指定都市で、7区の行政区を持ちます。
東京都と横浜市にはさまれた細長い市域で、東海道線、京急線、東急東横線、東急田園都市線などの通勤路線を通じて東京都心部と行き来が多いことから、東京のベッドタウンとしての性格が強いのが特徴です。
江戸時代から栄えていた歴史ある街で武家も多く、古くからの閑静な住宅地も多い街です。しかし、ここ十数年ほどでJR川崎駅周辺の再開発、さらに武蔵小杉にタワーマンションが多く建ち並び一気に近代化し、若者の街とまで言われるようになりました。
第1位 池袋/東京都豊島区
そして、今回3年連続で第1位に輝いたのは東京都豊島区の池袋でした。池袋駅を中心とする副都心で、巨大な百貨店や専門店、飲食店などが数多く並びます。
それに加え、JR線、川越街道、山手通り、要町通りに囲まれた地域であり、池袋本町や板橋区中丸町、要町などに接しており、非常に条件の良い立地と言えます。
また、駅周辺が広く発展しており、商業施設や娯楽施設が集中する繁華街でエンターテインメント性があること、JR山手線や西武池袋線など多くの路線が乗り入れるアクセスに便利なこと、大学や専門学校などが多くある学生の街であることなどが人気の理由のようです。
今回のランキングでは、街単体で規模が大きく、また交通の利便性に加えて多様性とエンターテインメント性が高いことが、賃貸人気を得やすいと考えられます。
新しい場所での新生活、ぜひ、その街のより良いポイントを探し、楽しんでくださいね。
- source:PR TIMES
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