ドイツ人が選んだ、本当に美味しい日本の「ソーセージ」ランキング
2019年のゴールデンウィーク。最大10連休ということもあり、各地でグルメイベントも多く開催され、食べ飲みづくしの休日を過ごした方もいるのでは。
ライター・ミズサワもその口で、糖質制限中のチートデイや!といって、お台場と中野で開催されているドイツの雰囲気感じるビールの祭典「オクトーバーフェスト」で1カ月分の糖質を摂取してきました。
世界の、特にビールの本場ともいえるドイツビールを飲むたび思うのは、やはりビールにはソーセージがベストマッチだということ。
幼きころ、お弁当に入っていたら嬉しいソーセージは、大人になると炭酸飲料の最高のお供に早変わり。子どもから大人まで、まさに老若男女に愛されるニクいやつですね。
いまではお弁当からBBQ、コンビニのホットスナックなど非常に身近な存在になったソーセージですが、日本での歴史は意外と浅いよう。
正確に残っている文献としては、江戸時代後期に米使節団の一人である森田岡太郎が、その味を「豚の油煮、ことのほか味よろしくおぼゆ」と書いた日記なんだとか。
とはいえ日本のスーパーマーケットを見ると、多種多様なソーセージがズラリと並び、選ぶのも迷うほど。
そこで今回は、ソーセージの種類が1,500もあるというソーセージ大好きドイツ出身のホフマンさん(仮名・40代)に、「本場・ドイツのソーセージ文化」や「好きな日本のソーセージ」、さらに「美味しいソーセージが買えるお店」を聞いてみました。
ホフマンさん(以下、ホ):ドイツ出身の40代。約10年前に来日し、日本各地を仕事でまわって現在は横浜在住。最近娘さんがラッパーになりたいと言い出し、どう応援すればいいのか悩み中。
ライター・ミズサワ(以下、ミ):川崎生まれ川崎育ち、平成生まれ令和ジャンプ中の20代。なんでもよく食べよく飲む健啖家。
意外と知らない、ドイツのソーセージ文化
ドイツといえば、ビールにジャガイモ、そしてソーセージ。そんなシンプルすぎるイメージを持つライター・ミズサワ。せっかくなので、ドイツの気になるソーセージ事情についてド直球に聞いてみました。
ドイツでは毎日ソーセージを食べるの?
ミ:私は留学生の友だちに「日本人は寿司を日常的に食べるの?」と聞かれて、「それは六本木の寿司好きセレブぐらいだ」とテキトーなこといっちゃったことあるんですが…ドイツの方は日常的によくソーセージを食べるんですか?
ホ:僕は六本木セレブじゃなくてただの横浜のオジサンだけど、ドイツでも日本でもソーセージはよく食べるよ!お寿司よりだいぶ安いしね。
日常的に摂取する量でいうと、ビール>ジャガイモ>>ソーセージ、かな?もちろん家庭によって食べる頻度も違うし、ソーセージよりハムをよく食べる人も多いよ。
ミ:ホフマンさんは朝昼晩、毎食ソーセージでも大丈夫ですか?
ホ:僕はもちろんOK!ドイツにはソーセージを手軽に食べられる屋台があちこちにあって、お腹が空いたらいつも食べてたよ。
オシャレな若者も上品な紳士も街角で真剣にソーセージを食べている姿はなかなか面白い光景だと思う。ちょっとシュールだよね。屋台のほかにもお肉屋さんが店先でソーセージを焼いて売っていることがあるよ。
だから日本のお祭りで焼いたソーセージを見かけると、懐かしくて絶対買ってしまうんだよね。
ミ:それだけ街中でソーセージが食べられるなら、ビールも飲みたくなっちゃいますね。
ホ:ビールのスタイルのひとつにボックビールというアルコール度数が高くて濃厚なビールがあるんだけど、ドイツにはそれにぴったりあうように作られたともいわれる「ボックブルスト」ってソーセージもあるんだよね。
お酒のスタイルにあわせて食べ物を変えちゃうのって、日本でもよくあるよね。日本人なら、このふたつをあわせて飲んで食べれば気に入ると思うんだ。
ミ:あ〜、いいですね!日本でもサバのために作られた日本酒とか色々ありますね。焼きたてのソーセージをガッツリ食べて、ほどほどに冷えたビールを飲みたくなってきました!
ホ:いいね〜。ビールと一緒なら、僕のおすすめはカリーヴルストだね。ベルリンあたりが発祥といわれる家庭料理で、焼いたソーセージにカレー粉とケチャップをかけるだけなんだけど、スパイシーでジャンクな雰囲気が最高なんだ。
これも屋台でよく売ってるけど、僕は家で作るカリーヴルストが好き。ケチャップに日本のマヨネーズを少々とチーズ、そこにカレー粉かカレーソースをたっぷり。あっという間にビールが無くなるから気をつけて!
ミ:ソーセージにカレー粉、試したこともなかったです。圧倒的なカロリーのパワーを感じますが、脂は美味しいから仕方がないですね!