カレー大好き台湾人が選んだ、本当に美味しい日本のレトルトカレー
10.よこすか海軍カレー/魚藍亭
こちらは神奈川県横須賀市発祥のご当地カレー、魚藍亭の「よこすか海軍カレー」です。明治時代に伝わったイギリス海軍直伝の懐かしの味を、再現したレトルトカレーです。
リ:いい匂いですね。辛さはまったくないですね。
小:日本人にとってとても懐かしい、昔ながらの味がしますね。甘さがあって、インドのカレーというより日本独自のカレーという印象です。
試しに編集部も食べてみると、優しくもコクがあり、親しみを覚える味がしました。
11.芳醇チキンカレー×魯珈/ハウス食品株式会社
続いては、2016年にオープンした超人気店「SPICY CURRY 魯珈(ろか)」とハウス食品とのコラボレーション「芳醇チキンカレー」です。クローブやシナモンといったスパイスと、タマネギやトマトなどを加えたチキンカレー。行列が絶えない人気店の味を手軽に楽しめるレトルトカレーです。
リ:火鍋のスパイスの味がしました。いままで食べたカレーのなかで1番エキゾチックな感じがしますね。あといろんなものが入っていて、作り込まれているような気がします。
小:火鍋のスパイスの味、わかります!スパイスのせいか、私にはこちらのほうが、台湾を思い出してちょっと懐かしく感じますね。
火鍋のスパイスの味がわかるとは、さすが台湾グルメに精通したリンさんと小籠包さんですね。
12.アパ社長カレー 本格派ビーフカレー/アパホテル
最後に食べてもらったのは、ビジネスホテルでおなじみのアパホテルが販売する「アパ社長カレー」です。宿泊した際に条件があえばもらうことができる商品で、一時期SNSでも話題になりました。実際に編集部がアパホテルに宿泊した際にいただいたもので、せっかくなら珍しい体験を!ということでラインアップに加えています。
ちなみに、アパ社長カレーはアパホテル発祥の地、石川県のご当地グルメである金沢カレーをベースに仕上げているのだとか。累計300万食を達成している人気商品なので、期待が高まりますね。
小:あー!「アパ社長カレー」ですね。食べて見たかったんですよ。
リ:パッケージに女性の顔がありますね。どうしてですか?
小:これはアパホテルの社長で、ホテルが限定発売しているカレーなんですよ。
リ:へー、インパクトがスゴいですね!辛さの表示はないようですが、ちょっと辛さを感じました!味はやや濃厚で美味しいですね。個人的にはパッケージが1番印象的でした。
グルメな台湾人が選ぶ日本の美味しいレトルトカレー
今回は全12種類のレトルトカレーを台湾人のリンさんに食べてもらいましたが、レトルトカレー自体が初体験のリンさんが美味しいと思ったレトルトカレーは、一体どれなのでしょうか?
──いろいろ食べ比べしていただきましたが、どのカレーの味が1番印象に残っていますか?
リ:そうですね、どれも個性的な味で、台湾のカレーとはやっぱり違うなって思いました。でも「新宿中村屋 インドカリー スパイシーチキン」は、とても台湾のカレーに似ていると思いました!あと料理は違いますが「芳醇チキンカレー×魯珈」は火鍋のようなスパイシーさで面白かったです。
──リンさん的に、これが美味しいって思ったカレーはありましたか?
リ:全部美味しかったですよ。でも個人的な好みをいえば、最初から気になっていた「新宿中村屋 インドカリー ビーフスパイシー」が美味しかったです。
──どういった部分が好みでしたか?
リ:柔らかい牛肉とか具材がたくさん入っていて、とても高級感を感じました。カレーらしいスパイシー感もあって、舌触りもよくて食べやすかったです!
12種類のレトルトカレーを食べ比べた結果、リンさんが選んだのは名店の味を再現した「新宿中村屋 インドカリー ビーフスパイシー」でした。決め手となったのは具材と高級感、そしてカレーのスパイシーさ。日本人にも広く愛される同商品は、グルメな台湾人も納得のレトルトカレーなのかもしれませんね。
では最後に、台湾に精通した小籠包さんの感想とともに、台湾と日本のカレー文化の違いについて聞いていきます。