日本「文化」がトレンド?爆買い中国人観光客が変化した理由
変化しつつある、中国人観光客の「お買い物」事情
実際に中国人観光客の消費傾向を見てみると、高額品から日用品へと変化しつつあることがわかります。
株式会社True Dataが発表した「インバウンド消費 実売動向レポート」によると、中国人観光客の約88.3%がドラッグストアで買い物をしているといわれています。
この数字は空港の免税店(約70%)やコンビニエンスストア(約76%)よりも多く、買い物する場所としてもっともドラッグストアが人気といっても過言ではないでしょう。
それでは、中国人観光客が買いだめするほど人気を集めるドラッグストアの商品は何なのか?最新のデータからいくつかご紹介します。
アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク 60ml/資生堂
UVケアの「アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク 60ml」(資生堂)。こちらは日本でもおなじみの日焼け止めですね。
だんだん日差しが強くなりはじめ、夏を目前としたこの時期に買っておこうと考える方も多いようです。
サンテFX ネオ 12ml/参天製薬
リフレッシュに最適な「サンテFX ネオ 12ml」(参天製薬)。こちらも定番の人気商品のひとつで、ドラッグストアの人気商品ランキングでは常に上位にランクインしています。
DHC 薬用リップクリーム 1.5g/DHC
続いては、唇の乾燥防止に欠かせない「DHC 薬用リップクリーム 1.5g」(DHC)。販売本数が1億本を突破した同商品は日本だけでなく、海外でも非常に人気を集めています。
専科 パーフェクトホイップu 120g/資生堂
もちもちとした泡で洗える洗顔料「専科 パーフェクトホイップu」(資生堂)。同商品は高品質でありながらお手軽な価格で購入できることから、お土産としても最適な商品です。
キュレル 潤浸保湿クリーム 40g/花王
最後にご紹介するのは「キュレル 潤浸保湿クリーム 40g」(花王)です。こちらのクリームにはセラミドケアが配合されているので、ふっくらと潤いのある肌に仕上がるそう。また、キュレルシリーズは保湿クリームだけでなく洗顔料や化粧水も人気を集めているようです。
以上、中国人観光客が日本で体験したいと思うこと、そしてドラッグストアの人気アイテムをご紹介しました。今回のランキングを振り返ってみると、いままでは買い物のような「モノ消費」が一般的でしたが、最近では日本文化を体験する「コト消費」に注目が集まっていることがわかります。
また最近ではさらに「コト消費」も掘り下げられはじめており、いままであまり海外の方が来なかった地方都市や、居酒屋などの飲食店でも多く見かけるようになりました。
中国人観光客のみなさんも含め、今後日本を訪れる外国人観光客にとって、見て・触れて・体験できる新しい旅行のかたちが重要になっていくかもしれません。
海外の方から見た日本は、意外な視点から新たな魅力が発見できます。みなさんもぜひ、新しい日本を見つけにお出かけしてみてはいかがでしょうか。
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source:PR TIMES,日本政府観光局(JNTO)報道発表資料,日本政府観光局(JNTO)国別の訪日客数,株式会社True Data「インバウンド消費 実売動向レポート」
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