まるで「おとぎの国」の世界。訪れる人を虜にするチェコ旅行の基本
チェコの気候と旅行のベストシーズンは?
夏が短く、肌寒い時期の長いチェコのベストシーズンは5〜6月。暑くもなく寒くもなく快適に街歩きを楽しめる季節です。新緑の緑が目に眩しいチェコの初夏は本当に最高のシーズンですよ。
7月に入ると夏がやってきます。チェコの夏は湿度も低く、日陰は涼しくて過ごしやすいのですが、エアコンが常備されていないところが多く、風も少ないため、エアコン天国の日本人にとっては少し過ごしづらく感じるかもしれません。暑さに弱い方は避けたほうがよいでしょう。
8月後半に入ると、夕暮れどきは肌寒いくらいの気候に変化し、短い秋がやってきます。9月は薄手のコートが必要になる日も多いので、防寒着を持っていくようにしてください。10月に入ると街の木々が紅葉し、美しい黄色に染まります。この時期も風情があり、ロマンチックな雰囲気でおすすめです。
11月から3〜4月までは寒い日が続きます。4月後半になると徐々に暖かい日が増え、テラスでくつろぐ人々も増えてきます。
チェコの通貨や物価は?
EU加盟国であるチェコですが、まだユーロの導入は進んでいません。観光地ではところどころユーロでの支払いが可能な場所もありますが、基本的にはチェコの通貨である「チェコ・コルナ」が使用されています。
ほかのユーロ圏から入国する際はチェコ・コルナへの両替が必要になるので注意しておきましょう。国内では「チェコ・コルナ」と言う単位で表示されています。
2019年4月現在、1チェコ・コルナは日本円で約5円ほど。チェコはヨーロッパの中ではかなり物価の安い国です。食事はもちろん、交通費や滞在費も安く抑えられるので長期滞在にもとても向いています。
チェコはユーロを導入しておらず、チェコ・コルナのまま使用しているため、他国の影響を受けにくいのが物価が抑えられている大きな要因でしょう。
物価が安い国というと、どうしても「それなりの質だろう」と思ってしまうかもしれません。しかしチェコは食事も宿泊施設も質は悪くなく、むしろその他ヨーロッパに比べて洗練されているくらい。
初めてのヨーロッパでチェコを訪れたら、他国で不満を感じてしまうほど、全体的にコストパフォーマンスの高い国です。