まるで「おとぎの国」の世界。訪れる人を虜にするチェコ旅行の基本
チェコのチップ文化を知っておこう
海外旅行の際に迷うことが多いチップのマナー、チェコにも存在します。しかし、アメリカほど厳格に決められているわけではないので難しく考える必要はありません。チップ額も何%と決まっているわけではなく、お釣りの小銭を渡す程度と捉えておけば問題ありません。
飲食店の店員やタクシーの運転手はこちらが支払った金額とお会計の差額が少ない場合、「お釣りはチップ」と受け止める場合が多いので戸惑うこともありますが、通常のサービスを受けた場合はマナーの気持ちとしてチップとして渡してしまいましょう。
ホテルでは基本的にチップを払う習慣はありません。同じホテルを拠点にして滞在する場合は、部屋の清掃をしてくれる方に対して20コルナ(約100円)ほどをチップとして置いておくと喜ばれます。飲食店やタクシーなどに比べると、こちらの気持ちの要素が強いのでなくても失礼には当たりません。
チェコ料理ってどんなもの?
食事は旅の醍醐味です。その国の名物料理や、初めての味に出会うのはとても楽しいことですよね。チェコ料理が日本で食べられることは少なく、そもそもチェコ料理と聞いてイメージが思い浮かぶ方のほうが少ないのではないでしょうか。
内陸国で、その昔は食材が限られていたチェコの伝統料理は、日本食ほどのバリエーションはありません。お肉を使った煮込み料理が多く、それをクネドリーキと呼ばれるもちもちした食感の茹でパンと一緒に頂くのが定番。
フランス料理のような見た目の華美さはなく、素朴なヨーロッパ料理といった感じですが、クセのある味つけのものはあまりなく、日本人の口にも合いやすいですよ。ビール片手に、気取らずに食べられるチェコ料理を堪能しましょう。
お肉の煮込みのほかには、マスのグリルやクライダと呼ばれるじゃがいものスープ、丸い形がかわいいコラーチと言う菓子パンなども名物料理です。やさしい味つけのチェコ料理は、長期滞在であっても飽きずに食べられます。