雨に色付く花の絶景。鎌倉エリアの「紫陽花(アジサイ)名所」6選
過ごしやすい陽気な日差しが続く今日このごろ。夏を目前に、ジメッとした梅雨の足音が聞こえる気がしますよね。そんなちょっぴり外出が億劫になる梅雨のシーズンですが、見ごろを迎える紫陽花(アジサイ)を楽しめる時期でもあるのです。
5月が過ぎれば、アジサイの季節はもうすぐそこ。そこで今回は長谷寺や明月院といったアジサイの名所が集まる、鎌倉の絶景スポットや見ごろをご紹介していきます。
梅雨の絶景。鎌倉のアジサイの見ごろは6月上旬〜中旬
アジサイは入梅前後、梅雨のはしりに見ごろとなります。ちなみに関東の入梅は例年6月8日前後で、2018年は6月8日でした。この見ごろから1~2週間にかけて、6月中旬ごろまでがピークといえるでしょう。
そして鎌倉エリアのアジサイの見ごろは、6月上旬から中旬といわれています。2018年は6月上旬(6月1日~6月10日)に多くのアジサイが開花のピークを迎えているため、2019年も同じくらいの時期に見ごろを迎えると予想されています。
それではさっそく、江ノ島電鉄(江ノ電)沿線やJR北鎌倉駅を中心に、鎌倉エリアのアジサイの名所と見どころをご紹介していきます。
鎌倉 長谷寺/神奈川県鎌倉市
例年の見ごろ:6月上旬〜7月上旬
「花の寺」とも呼ばれる鎌倉の「長谷寺」では、アジサイを6月上旬から7月上旬まで楽しむことができます。2018年は6月10日から6月12日まで見ごろを迎えました。
この時期には40種類以上、約2,500株のアジサイが咲き誇り、寺の最奥にある散策路「あじさい路」がアジサイ鑑賞向けにオープンされます。
長谷寺では1年通じてさまざまな花を楽しむことができますが、6月上旬から7月上旬にはアジサイが山の斜面いっぱいを彩ります。
ピーク時の「あじさい路」は大変混み合うため、入場待ち時間が1時間以上になることもありますが、整理券が配布され再入場が可能なので、時間を有効活用すれば近くの名所散策も楽しめますよ。
アクセスは最寄りの江ノ電長谷駅から徒歩5分ほど。公開時間は午前8時から午後5時まで、拝観料は400円となっています。
光則寺/神奈川県鎌倉市
例年の見ごろ:6月上旬〜7月上旬
「光則寺」は、「長谷寺」から北に歩いて3~5分ほどにある穴場的なアジサイの名所です。規模は長谷寺ほどではないですが、シーズン中でも比較的空いていて、落ち着いてアジサイを鑑賞することができます。
アジサイの時期になると寺内は緑にあふれ、その緑のなかにアジサイの色鮮やかな青が映え、趣があります。見ごろも長谷寺と同時期なので、あわせて光則寺も訪れてみてはいかがでしょうか。公開時間は午前7時30分から日没まで、拝観料は100円です。
明月院/神奈川県鎌倉市
例年の見ごろ:5月下旬〜6月
「明月院」は「あじさい寺」として知られています。同院のアジサイは、日本古来の「姫アジサイ」で、あざやかな青色が特徴です。開花期は5月下旬から7月上旬まで、2018年は6月1日に見ごろを迎えました。
境内は約2,500株の青色のアジサイがひしめくことから「明月院ブルー」と呼ばれています。青いアジサイは開花から日を追うごとに青さを増し、6月中旬以降には濃厚な青が楽しめます。
なお、明月院の出口付近には美しいアジサイのスポットがありますが、立ち入り禁止ですので踏み入らないようにご注意を。アクセスはJR北鎌倉駅から徒歩10分ほどです。
浄智寺/神奈川県鎌倉市
例年の見ごろ:6月上旬
「浄智寺」は「明月院」と同じJR北鎌倉駅を最寄駅としていますが、JRをはさんで明月院の反対となる、西の山側に位置しています。
駅から歩いて8分ほどの場所にある浄智寺は、古刹(古いお寺)とアジサイの組み合わせがとても素敵なスポットです。見ごろは6月上旬で、公開時間は午前9時から午後4時30分までとなっています。
御霊神社/神奈川県鎌倉市
例年の見ごろ:6月上旬
江ノ電長谷駅から徒歩5分ほどの場所に位置する「御霊神社」。境内を江ノ電が通過していくことで有名で、テレビや映画でなんども取り上げられているのでご存じの方も多いのではないでしょうか。
「御霊神社」は江ノ電と色鮮やかなアジサイを一緒に見ることができる絶景スポットのため、毎年多くの人が訪れています。例年の見ごろは6月上旬からで、2018年の見ごろは6月8日でした。
稲村ケ崎公園(鎌倉海浜公園)/神奈川県鎌倉市
例年の見ごろ:6月上旬
江ノ電稲村ヶ崎駅から徒歩7分ほどの場所に位置する「稲村ヶ崎公園」は、江の島と富士山を眺めることのできる絶景スポットです。
同園は大ぶりのアジサイが特徴的で、園内の階段にそって植えられており、江の島と華やかなアジサイを一緒に楽しめますよ。
鎌倉にはアジサイの名所がたくさんあります。都心からも近く日帰りプチ旅行も可能なので、週末を利用して江ノ電でアジサイの絶景スポットめぐりを堪能してみてはいかがでしょうか。
image by:photolibrary(長谷寺)
※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。