中世ポルトガルに彩られて。歴代王妃が愛した美しい街「オビドス」

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2019/10/27

宿泊は「ポサーダ」で

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オビドスは、ポルトガルの首都・リスボンからバスや車で片道約1時間ほどのところあり、日帰りで訪れる方がほとんど。しかし、夏場は観光客も多く、心ゆくまで楽しめないこともあるでしょう。

そこでおすすめなのが、オビドスの「ポサーダ」への宿泊です。ポルトガルやスペインには古城や修道院など歴史的建築物を改装して宿泊施設にしているところがあり、ポルトガルではこの宿泊施設のことをポサーダといいます。

ポルトガルには約40ものポサーダがありますが、なかでもオビドス城を利用した「ポサーダ・カステロ・デ・オビドス」は、高い人気を誇っています。

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改装されていて快適で、レストランの窓際の席からはオビドスの町並みが一望できます。さらに、宿泊者のみが行ける城壁スペースがあるなど、その魅力は数えきれません。

お値段は少々張りますが、お城に泊まれるなんてことは滅多にない経験。ただし、ここはとても人気で部屋数も少ないため、宿泊を考えている場合は早めの予約がおすすめです。ぜひ少し贅沢をしてみてはいかがでしょうか?

オビドスに1泊すれば、人が少ない時間にゆっくりと散策ができ、夕暮れ以降に街灯が灯った幻想的な景観も楽しむことができます。城壁から見る夕焼けや、日暮れ後の町並みは、昼とはまた違った美しさ。村の入口付近の駐車場横にある水道橋も、朝や夕方以降は車が少なくなるのでゆっくり眺めることができます。

旅程や予算に余裕があれば、ぜひポサーダで1泊し、オビドスの夜や朝方の景観を楽しんでみてください。

オビドスへのアクセスは?

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首都リスボンからオビドスへアクセスする場合は、バスが便利です。

バスはリスボンの「カンポ・グランデ駅」のバス停から、TEJO社が運行する特急バス()が30分~1時間に1本の本数で、週末は1時間~1時間半に1本程度の本数で出ています。ただし、オビドスが終点ではないのでご注意を。所要時間は約1時間。大人1名片道7.95ユーロ(20192月時点)、チケットは運転手から購入できます。


カンポ・グランデ駅前はバスロータリーになっていますが、オビドスへ行く特急バスは駅前のロータリーからではなく、駅を出て右手に進み、高架下をくぐったところの駐車場横のバス停から発車します。迷ってバスを乗り逃さないよう、少し早めにバス停に向かいましょう。

オビドスのバス停から村の入口へは徒歩数分。石畳の道や城壁などゴツゴツしているため、歩きやすい靴で訪れてくださいね。

リスボンからも日帰りで楽しめる、オビドス。歴代のポルトガル王妃から愛されてきた可愛らしいこの村には、その美しい街並みを一目見ようと観光客が訪れます。一度訪れると、その美しい景観と美味しいジンジーニャに病みつきになってしまうかもしれませんよ。

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現在は都内の旅行会社で働きつつ、週末をからめた弾丸トラベラーとして世界各国を旅するアラサー女子。

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