古き良き日本の絶景。海を背景に棚田が広がる「白米千枚田」への旅

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2019/08/20

能登半島を経由して、富山〜金沢の2都市を楽しんでみる

image by:石川県観光連盟

白米千枚田は四季折々の表情を楽しませてくれます。個人的に好きな時期は、田植え前後(4月中ごろ)から稲が生育する前、水田の水面が空を映し込んでいる時期の夕暮れです。さらに実りが豊かになって稲刈りが行われる9月下旬ごろ

9月になると、運が良ければ棚田で結婚式を挙げるカップルを眺められるチャンスもあります。

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10月以降は、次の春まで「あぜのきらめき」というイルミネーションイベントも行われます。周辺の輪島市内やねぶた温泉などに宿泊し、夜に出かけるといった旅の形も楽しいですね。

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アクセスについては、近くに能登空港(羽田空港便のみ)があります。東京方面から来る人は空港でレンタカーを借りて、空港から国道249号を目指し北上し、足を運ぶ方法が最も効率的です。

しかし、いくら白米千枚田が美しいと言っても、棚田だけ見て終わりという旅の形はありえません。TRiP EDiTORの過去記事「車で走れる絶景砂浜。全長8kmの「千里浜なぎさドライブウェイ」」で取り上げた浜辺や、能登金剛の絶壁、先ほども触れた見附島、「桟橋から船でチェックイン。イルカも暮らす能登の名湯「和倉温泉」」で紹介した能登島や和倉温泉を無視して帰ってくるようではもったいないです。

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その意味では、両県の県庁所在地である金沢、あるいは富山を出発(終着)地点に定め、レンタカーを借りて能登半島を東回り(西回り)に周遊してみてはどうでしょうか。その一環で、白米千枚田に立ち寄る旅の形がおすすめですよ。

長大なドライブコースになります。半島のどこかで確実に1泊を求められますが、東回りにせよ西回りにせよ、ちょうど白米千枚田は都合のいい場所にあります。ぜひとも旅のルートに組み込んでみてくださいね。

  • 参考
  • 森田敏隆『日本の名景 棚田』光村推古書院
  • 中島峰広監修『全国棚田ガイド』(家の光協会)
  • 中島峰広著『棚田保全の歩み』(古今書院)
  • 青柳健二『アジアの棚田 日本の棚田 オリザを旅する』平凡社
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  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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翻訳家・ライター・編集者。成城大学文芸学部芸術学科卒。富山在住。主な訳書『クールジャパン一般常識』、新著(共著)『いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日』。北陸のWebメディア『HOKUROKU』創刊編集長。WebsiteTwitter 

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