あの美しい冬景色を求めて。日本全国の厳選「雪と氷」の絶景名所たち
日本には、四季があります。それぞれの季節に豊かな自然や風景が見られるのが日本の魅力かもしれません。そして「冬」といえば、雪や氷の絶景を思い浮かべるのではないでしょうか。
これらの自然の産物が作り出す光景は美しく、我々を魅了します。早速、日本国内の冬の絶景をいくつかご紹介していきます。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
白ひげの滝/北海道美瑛町
例年の見ごろ:ライトアップは通年で実施
北海道美瑛町の絶景スポットとしても名高い「青い池」。その源流が「美瑛川」です。この川には、落差約30m、標高約600mの「白ひげの滝」があります。
この滝は、細流れが数多く流れ落ちているため、それが白い髭のようにみえることからこの名がつけられたそう。流れ落ちる水が冬になると、美しい爆氷となり、見るものを圧倒します。
- 白ひげの滝
- 北海道上川郡美瑛町白金
- 公式サイト
摩周湖/北海道弟子屈町
例年の見ごろ:1月下旬〜2月中旬ごろ
北海道弟子屈町のカルデラ湖である「摩周湖」は、日本で一番透明度が高い湖として有名です。阿寒摩周国立公園内にあり、北海道遺産に選定されています。
もともと美しいので有名な摩周湖ですが、冬は水面に結氷ができ、その美しさにさらに磨きがかかるのが特徴です。
- 摩周湖
- 公式サイト
オホーツク海/北海道網走市
例年の見ごろ:2月上旬〜3月上旬ごろ
日本で流氷といえば「オホーツク海」、オホーツク海といえば流氷というほど有名ですね。ここの流氷は、中国とロシア間を流れるアムール川の水が大量に流れ込んでできるもの。
これら流氷は樺太の東岸に沿って南下します。場合によっては、太平洋岸の釧路市付近までやってくることもあるそうですよ。オホーツク海
- オホーツク海
- 網走市観光協会公式サイト
八甲田の樹氷/青森県青森市
例年の見ごろ:1月〜2月ごろ
青森県青森市にある「日本百名山」のひとつである、標高1,584mの「八甲田山」は世界でも有数の豪雪地帯です。そして、冬になると「スノーモンスター」と呼ばれる大きな樹氷を観ることができます。
このスノーモンスターは、この地域に自生しているアオモリトドマツに氷や雪がぶつかりどんどん大きくなり、形もユニークなものになります。観光するなら八甲田ロープウェーに、いろんなタイプのコースが用意されているので、それを利用するのがおすすめです。
- 八甲田の樹氷
- 青森県青森市荒川寒水沢
- 公式サイト
尾ノ内渓谷氷柱/埼玉県小鹿野町
例年の見ごろ:1月上旬〜2月下旬ごろ
埼玉県小鹿野町の「尾ノ内渓谷」には、毎年1月~2月になると湧水が凍ってできる「三十槌の氷柱」が、この世のものとは思えないほど美しい光景を作り出します。夜はライトアップされ、息をのむほど幻想的な光景が目の前に。
- 尾ノ内渓谷氷柱
- 埼玉県秩父郡小鹿野町河原沢
- 公式サイト
白川郷/岐阜県白川町
例年の見ごろ:12月下旬〜3月上旬ごろ
岐阜県白川町の「白川郷」といえば、昔ながらの合掌造りの建物が遺っており、世界遺産に登録されたことで一気に有名になりました。
もともとここは日本でも有数の豪雪地帯なので、冬になると合掌造りの急勾配の屋根や集落に雪が積もり、この上なく美しい風景となります。アクセスは、名古屋からバスで約2時間50分ほど。
- 白川郷
- 岐阜県大野郡白川村荻町
- 公式サイト
寒い時期しか見ることができない、冬の絶景たち。極寒の地でもこうしてみると、その土地ならではの美しさに魅了されること間違いなし。きっと美しさに圧倒され、寒さを忘れてしまいそうです。ただし、どこもとても寒い地域ですので、防寒対策は忘れずに。
- image by:photoAC
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