サランヘヨ、日本。韓国人が愛するニッポンの素晴らしきカルチャー
ブルームストリート株式会社は、韓国シェアNo.1のインターネット検索エンジン「NAVER」において、「日本+レストラン」、「日本+化粧品」、「日本+お土産」という3つのAND検索(3ワードによる検索結果)を検索回数順にランキングしました。
そして、韓国人が日本の商品についてどのような検索をしているのかをまとめた独自調査レポート『韓国人が検索する日本のレストラン・化粧品・お土産 TOP20』を発表したのです。
まずは、日本のレストランに関するランキング結果から見ていきましょう。
「日本×レストラン×○○」部門
日本のレストランに関する1位〜20位までの検索結果は下記の通りになりました。
「ラーメン」、「たこ焼き」、「牛丼」、「カレー」、「丼ぶり」、「焼肉」など、日本のB級グルメの人気が高いことがわかります。また、検索結果には「2泊3日」、「1泊2日」など旅行日数もあり、旅行日程に合わせて日本のレストランを楽しめるよう検索されています。
日本人にとっての身近なグルメが訪日韓国人にも人気が高いことが推測できます。ランクインしたワードのなかから、さらにいくつかをピックアップして見ていきます。
【第1位 ラーメン】韓国人は豚骨派が多かった!
韓国式ラーメンといえば、辛口のインスタントラーメンが主流ですが。日本式ラーメンも定着してきています。日本式ラーメンと韓国式ラーメンは呼び方も異なり、通常の韓国式ラーメンの韓国語発音は「ラミョン」。一方で、日本式ラーメンのことは「ラメン」と発音します。
ひと口にラーメンといっても醤油、味噌、塩とテイストはさまざまですが、韓国人が最も好きなラーメンは、豚骨。豚骨ラーメンは、カムジャタン、クッパなど豚骨スープを扱う料理が身近にある韓国人の味覚によく合うのです。韓国人の福岡好きは、ラーメンとも関係しているとも考えられますね。
【第2位 たこ焼き】大阪でたこ焼きの食べ歩きが若者のブーム
大阪グルメの代表といえば、たこ焼き、焼きそば、お好み焼きなどの粉モンたち。ソースの甘辛い味が韓国人の味覚にも合う傾向が高く、特に、気軽に食べ歩きが楽しめる「たこ焼き」は、韓国の若者たちの間でも人気が高いようです。
また、近年は日本で修行した人が、韓国でたこ焼き店を開業するケースも。トッポギやタッカンジョンと並んで、たこ焼きの屋台が並んでいる光景も見られるようです。
【第4位 牛丼】コンビニ販売の影響で、じわじわと浸透中
韓国でも、プルコギをはじめ牛肉料理が昔から親しまれてきました。一方で、日本の「牛丼」が普及したのはほんの最近のこと。1996年に牛丼チェーン「吉野家」が韓国に初出店を果たすも、当時は値段の高さやプルコギの濃い味付けに慣れた韓国人の舌に牛丼はマッチせず、脚光をあびることはありませんでした。
しかし近年、韓国のコンビニで「松屋」の牛丼が、約400円で販売をスタート。それをきっかけに、韓国人の関心がじわじわと牛丼に向きつつあるようです。