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名古屋駅から20分でタイムスリップ。 日本遺産のまち「有松」を歩く

ハシビロコ
ハシビロコ
2019/10/13

東海地方を代表する大都市・名古屋。観光スポットもグルメも豊富で、東京や大阪からのアクセスにも便利であるため週末旅行にぴったりの街です。実はそんな名古屋市には、江戸時代の面影をのこす日本遺産があることをご存じでしょうか?

その場所の名は「有松(ありまつ)」。名古屋駅から電車で約20分の好立地に位置しており、名産である絞り染めの「有松・鳴海絞り」は目で見るだけでなく、食べても楽しむこともできるのだとか。そこで今回は実際に有松を訪れ、街歩きのヒントを探ってきました。

有松の建物は、その時代によって「2階」が高くなる?

image by:ハシビロコ

有松駅を出ると景色がガラッと変化。高層ビルが立ち並ぶ名古屋市内とは思えないほど、有松・鳴海絞りを買い求める旅人や、将軍たちが行き交った江戸時代の街並みが残されています。

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歩いていると、建物の高さにばらつきがあることに気づきます。これは建築された年代が異なるから。江戸、明治、大正、昭和と、時代を経るにつれ2階部分が高く作られるようになったといいます。

江戸時代の建物が低いのは、参勤交代で将軍を見下ろさないため。明治以降は居住空間としての2階が求められるようになり、屋根が高くなっていきました。

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有松の街中には有松・鳴海絞りでできたのれんが飾られています。そんな日常に根差した伝統文化を、より身近に感じられるスポットに行ってみましょう。

70年の大ベテランが実演「有松・鳴海絞会館」

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およそ400年以上続く有松・鳴海絞り。その歴史や妙技を間近で感じられるのが「有松・鳴海絞会館」です。

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1階ではグッズを販売。傘や御朱印帳などの珍しい品々もそろっています。

100以上の技法がある有松・鳴海絞りですが、基本は1人1技法。そのため好きな模様を見つけるまで、何件もお店をはしごしなければならないほど、奥が深い絞り染め技法なのです。


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しかし絞会館なら、有松にある主なお店の商品を一望することができます。まずはここで模様をチェックし、お店の目星を付けるのもいいかもしれません。

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2階では実演が行われています。筆者が訪れた際に実演をしていた方は、この道70年の大ベテラン。細かな柄を針と糸ですばやく縛っていきます。有松・鳴海絞りは今でもすべて手作業で作られているのです。

  • 有松・鳴海絞会館
  • 愛知県名古屋市緑区有松3008
  • 052-621-0111
  • 大人300円/小・中・高生100円
  • 定休日:12月~3月は毎週水曜日(祝日の場合翌日休館)、年末年始
  • 9:30~17:00(実演は16:30まで)
  • https://www.shibori-kaikan.com/

 

自分好みの染め体験ができる「有松工芸」

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有松・鳴海絞りは、筆者のような初心者でも体験できます。有松工芸では、1~2時間で手ぬぐいやハンカチを作ることが可能。しかもその日のうちに持ち帰ることができるので、旅のお土産にもぴったりです。

体験できる柄は10種類以上。布を折りたたんだり割りばしで挟んだりするだけで、花や格子のような模様が浮かび上がります。

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染めるときは熟練の職人さんがサポートしてくれるので心配ご無用。30秒ほどでみるみる染まっていきます。

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型を外して洗うと鮮やかな色合いに。自分で染めた作品は、愛着もまたひとしおです。

  • 有松工芸
  • 愛知県名古屋市緑区有松3501
  • 052-622-5881
  • 絞り体験:2,500円~
  • 定休日:要問合せ
  • 営業時間:要問合せ
  • http://arimatsu-kougei.com/

ハシビロコ

ハシビロコウとアニメとドイツ語を愛するフリーライター。長野県出身、東京都在住。アニメ『鬼灯の冷徹』をきっかけにハシビロコウにハマり、時間とお金さえあればハシビロコウを求めて各地を飛び回っている。ハシビロコウを見るためにドイツに一人旅をしたこともある。ツイッター:@birocohashi ブログ:https://hashibiroco.wordpress.com/

名古屋駅から20分でタイムスリップ。 日本遺産のまち「有松」を歩く
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