Netflix見ながら、まったりしない?世界の面白い「夜のお誘い」フレーズ
「ラーメン食べに来ない?」/韓国
ユナ:韓国には「ラミョン モッコ カルレ?」という誘い文句があるね。
赤池:それが日本語では「ラーメン食べに来ない?」っていう意味なのですね。ところで、なぜラーメン?
ユナ:そうそう。「ラーメンを食べていく?」=「家に来ない?」という意味がある。韓国の人でラーメンが嫌いな人はほとんどいないし、家に誘いたいけど直接的な表現が恥ずかしいときに使うね。
黄:韓国はラーメンの消費量が世界でもっとも多いって聞いたことある!
ユナ:それほどまでにラーメンは国民食でもあるね。
赤池:ところで、どうしてそのフレーズにお誘いの意味があるの?
ユナ:2001年に『One Fine Spring Day(邦題:春の日は過ぎゆく)』っていう韓国映画があったんだけど、その映画のなかで女性主人公が男性主人公に「ラーメン食べに来ない?」っていうの。そうやって男性を家に誘うシーンから、この誘い文句が流行ったみたいよ。
たしかにこの映画が放映されたあとからは、女性が男性を家に誘うときの誘い文句としてよく使われるようになったね。っていっても、もう半分ネタみたいな感じだけどね。
赤池:ユナちゃんはあまり使わないの?
ユナ:流行った当時は子どもだったからね。いまでも映画と同じように女性から男性を家に誘うとき、反対に男性が女性を家に誘うときにも使われることもあるみたいだけど、私や周りの子は使わないかなぁ。
この言葉を伝える相手に対して好意があるときや、デートしていて家まで送っていったけどやっぱりこのまま離れたくないときにもいうって聞いたことはあるけど。
黄:なるほどね。あ、ちなみに台湾では「ラーメン食べに来ない?」っていうと、ちょっと違った意味になる。
赤池:違う意味?それはどういうこと?
黄:言葉にしにくいんだけど、ラーメンを作るっていうのは中国語で「下麺」って書くの。それが「下面(underside)」っていう…あとは想像にお任せします。
ユイ:あー、なるほど。言葉に隠された意味というより、漢字にするとそういう意味にもとらえられるってことね。