「粗品ですが」とはいわない?マナーの専門家に聞いた訪問時の作法
その2. 靴の脱ぎ方と手土産の渡し方
玄関の扉が開いたら、「こんにちは」という簡単な挨拶をします。その上で中に入り、相手に背を向けないように半身で扉を閉め、靴を脱ぎます。
椎屋さんによると「訪問時の挨拶は玄関で簡単に、客間で正式に行ってください」とのことです。
靴の脱ぎ方は、
- 前(室内側)を向いたまま靴を脱ぎ、上がる
- 相手にお尻を向けないように体を斜めに傾けながらひざまづき、靴をそろえて端に寄せる
- 立ち上がってスリッパをはく
といった動作になります。ただし、靴を脱ぐときは外側を向いた「後ろ向き」では脱がないようにしましょう。相手に背を向けてお尻が向いてしまう脱ぎ方はNGです。
年始のお土産については、
「手土産は、基本的に渡す相手の人数構成を考えて、日本ならではの季節を意識したお菓子や食べ物が好ましいです。地域の名産品も喜ばれます」
との話。ちなみに手土産は客室に通されてから正式に渡しますが、生花やアイスクリームなど、水に生ける必要があったり、冷蔵・冷凍が必要だったりする場合は、早々に玄関で渡してしまっていいみたいですよ。
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