妖怪ケンムンの伝説が残る「奄美大島」で手つかずの絶景にふれる旅
サトウキビ畑が広がる、なだらかな地形の「北部」
山だらけの南部とは違い、北部は本当になだらかで、サトウキビ畑が広がっています。
けれどもあまり収穫量は多くないそうで、奄美大島名産の「黒糖焼酎」も、島産サトウキビのみを使用したものは少ないとのこと。せっかくなら島産の黒糖焼酎を飲んでみたいですね。
「土盛(ともり)海岸」は、晴れた日にはブルーエンジェルとも呼ばれる澄んだ青だそうですが、筆者が訪れた当時は雨が降ってきちゃいました。
- 土盛海岸
- 鹿児島県奄美市笠利町大字宇宿
- 公式サイト
今回は、さらに北上して奄美百景にもなっている「あやまる岬」へ。こちらは一面、太平洋を見渡せる絶景ポイントです。
ちなみに、この「あやまる岬」の名称は「ごめんなさい」という意味ではなく、この岬一帯のなだらかな地形が「アヤに織られた手鞠」によく似ているところから、いつのころからか「アヤマル」と呼ばれるようになったのだそう。
- あやまる岬観光公園
- 鹿児島県奄美市笠利町大字須野
- 公式サイト
妖怪に注意!?ケンムンの住む島
ところで皆さんは「ケンムン」って、ご存じですか?奄美群島には妖怪ケンムンが住んでいるという伝説が残っています。
いたずら好きの温厚な性格の妖精で、ガジュマルの木を住処としているため木の精霊とも信じられているほど。そのため、住処の木を切ると祟られるという伝説もあるのだそう。
河童のような姿とされていますが、可愛かったりシュールだったり、表現はさまざまです。伝説的には、沖縄の「キジムナー」と似ているかもしれません。
奄美大島ならではのケンムン探しも楽しみ方のひとつですが、せっかくの南国。やはり海は外せません。
アダンやヤシの木が植えられている砂浜にはカニがいたり、すぐ近くでは魚が泳いでいたり、海に落ちる夕陽をながめていると、癒やされ度はマックスに。
そんな自然豊かな奄美大島では、青い海はもちろん、緑豊かな森や色とりどりの花に出会うことができます。
また、奄美大島に島流しされていた時期がある西郷隆盛ゆかりの場所もあるので、歴史好きの人にもおすすめです。のんびりとした空気が漂い、リラックスできる奄美大島の旅に行ってみませんか?
- image by:石黒まり花
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
- ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。