ネットで買える!京都のお香で心に安らぎを

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2020/04/25
写真提供:松栄堂

近ごろお家で過ごす時間が長くなったかたが多いと思いますが、みなさんはどんな風に日々リフレッシュしていますか?今回編集部がご紹介するのは“京都のお香”。お香は気軽に楽しめるリラクゼーションアイテムなんです。知らなかったお香のあれこれを京都の老舗お香メーカー「香老舗 松栄堂」さんに教えていただきました。

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お香の活用術!暮らしに香りを取り入れ、気分を切り替えよう

写真提供:松栄堂

一口にお香といっても宗教用、茶道用、お座敷用、普段使いまで用途や種類はさまざま。普段の暮らしのなかで、お香をこまめに焚いて気分転換することで、生活にメリハリが出ますよ~。

例えば、家族が集まるリビングは、日替わりでみんなのお気に入りの香り。キッチンでは調理後のにおいを自然にカバーしてくれるハーブやスパイスの香り。

写真提供:松栄堂

仕事部屋は感性を呼び覚ます個性豊かな香りや、集中力が高まりそうな香り。寝室はリラックスできる香りなど、シーンに合わせて上手に使い分けることがオススメ。

写真提供:松栄堂 インセンストレイ「takuba」(タクバ)

火の心配がある…という方には、お香を寝かせたまま焚くことができるインセンストレイや、常温でも芳香する匂い袋がおすすめ。便利なアイテムも登場して、お香がより身近に感じられるようになっています。 

数種類を使い分けるのがポイント!体調で香りの感じ方が違う!?

写真提供:松栄堂 お香 Xiang Do FOUR(シァン ドゥ フォー)。初心者にはアソートタイプがおすすめ

季節や環境、体調によっても香りの感じ方は変わります。人間の嗅覚って不思議ですね。同じ香りを使い続けると香りに慣れてしまうので、吟味した好みの香りを数種類使い分けるのがベストだそうですよ。 

心地よい繊細な香りの秘密は熟練の伝承技術にあり

写真提供:松栄堂 お香から出る煙のゆらぎからも癒しを感じられる

京都観光でお寺巡りをしたときに、お香の奥ゆかしい独特の香りがとても心地いいなと思われたかたも多いのでは? その香りの秘密は熟練の伝承技術にあります。

調合師が品質のよい原料を買い付け

写真提供:松栄堂 香りのする天然の木「香木」。「沈香(じんこう)」「伽羅(きゃら)」「白檀(びゃくだん)」が特にメジャー

お香の原料は漢薬香料がベース。香木や漢方薬、スパイスを粉末にしたものを調合し、伝統の香りをつくります。エッセンシャルオイルも積極的に取り入れているようです。


写真提供:松栄堂 桂皮(=シナモン)や丁子(=グローブ)などよく知っている名前のスパイスもお香の原料のひとつ

お香の原料は中国や東南アジアなど産地からすべて輸入、実は日本では採れないんです。 主な原料は調合師(伝統の香りを守り、新たな香りを生み出す「香りの職人」)が直接現地へ買い付けに赴いています。

製造技術を大規模工場で機械化!業界初!!産業用ロボットを導入

写真提供:松栄堂 松栄堂長岡京工場

京都市内に本店を構える松栄堂の製造拠点は本店2Fの香房と、竹の里乙訓エリアにある長岡京工場の2カ所。工場は平成元年より操業しています。

創業以来300年培ってきた伝承の製造技術を機械化した大規模工場では、2020年、京都の伝統産業界さらには薫香業界初となる、産業用ロボットを導入。さらなる技術革新を行い、業界内では話題となっているようです!

お線香ができるまで


知っておきたい!お香の歴史

写真提供:松栄堂 香道のようす

日本にお香が伝わったのは飛鳥時代、仏教とともに伝来しました。もともとは儀式のためのものだったんです。平安時代になると貴族を中心に香りを楽しむ文化が誕生し、政治や文化の中心地だった京都でお香の文化も発展していきます。

江戸時代になると「香道(こうどう)」が確立。華道や茶道と並び、日本を代表する伝統芸能となったのです。ちなみに、香道の世界では香りは「嗅ぐ」ではなく「聞く」と表現するそうです。知っているとちょっぴりツウですね。  

いかがでしたでしょうか。ちょっぴり敷居が高いイメージがありますが、実際に使ってみると、お手軽なリラクゼーションアイテムということがわかりました。WEBショップから購入できるので、ぜひみなさんもお試しください!

■■information■■

香老舗 松栄堂 京都本店

075-212-5590
京都市中京区烏丸通二条上ル東側
9時~18時
年中無休(年始を除く)
地下鉄烏丸線 丸太町駅 7番出口から徒歩3分
Pあり

WEBショッピング

小さな香りのミュージアム「薫習館」

  • source:KYOTO SIDE
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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