毎日、髪を洗ってはいけないの?スイスでは通用しない日本の常識
飲食
硬水でご飯を炊くとあまりおいしくないんですよね。そのため、ネットでいろいろ調べたところ、炭酸水を入れて炊くのが良いとのこと。
わが家はイタリアのリゾットライスを使っていますが、普通のお水を入れて炊くよりもっちりして美味しいんです。また、お茶を入れるときも硬水で入れると味が変わるので、BRITAのお水で淹れるとまろやかに。
アイロン
スチームアイロンは水を入れて蒸気を出すタイプのものが多いと思うんですが、わが家のアイロンもそのタイプ。ただ、水道水を入れてしまうとカルキが付着して詰まってしまい故障する可能性も。そのため、アイロン用のお水を使用しなければなりません。
日本でいうところの精製水でしょうか。精製水を切らしていると、アイロンもかけられないので不便です。
加湿器
秋から春にかけて、毎日回し続けているわが家の加湿器。
これに精製水を入れるとコストが高くなるので、わが家は水道水を入れていたんですが、なかの水を回すフィルターにカルキがびっしりついて驚きました。そこで、水道水にお酢を混ぜて使用。すると…。
時間はかかりましたが、綺麗にカルキは落ちました(以前は目詰まりしそうなほど、隙間にびっちりカルキが)。
洗濯
洗濯も水の硬度によって、量が変わります。
カルキが多いと洗剤が泡立たず汚れが落ちにくいため、洗剤の使用量が増えるのです。この水の硬度(Wasserharte)のレベル(Weich・軟水、Mittel ・中間、Hart ・硬水)と、汚れのひどさ(Leicht・軽い汚れ、Normal・普通、Stark・酷い汚れ)によって洗剤量が変わります。
硬水よりも軟水で洗濯すると、洗剤量の4割を減らせることができるので硬水は不経済ですね…。
生活していくうえで水は欠かせないもの。日本では軟水のありがたさに気づくことがありませんでしたが、こうして硬水生活を送っていると、そのありがたさがよく分かります。
一戸建て住宅に住んでいるお友だちは、家全体のお水が軟水になる機械を設置して快適生活を送っているそう。わが家は賃貸なので、そこまで手をかけることができず…。
日本に帰って、軟水で沸かしたお風呂に入りたいなぁ!…スイス生活は思ってもいなかったところでとても不便なのです。
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