夜のお誘いに備えて。愛を守る、世界の面白い「ゴム」の呼び方
オーバーコート/ギリシャ
続いて、ヨーロッパ南東部にあるギリシャでは「オーバーコート」という別名があります。オーバーコートといえば、最も外側に着ることを想定して作られた上着なので、別名に由来する意味も分かる気がしますよね。
また、ギリシャは世界的にも性行為の頻度が高い国のひとつです。
世界市場の約4分の1を占めるDurex(デュレックス)社では、世界各国の「性行為頻度と性生活満足度に関する調査」を行っています。
例えば、少し古いデータになりますが、2005年には41カ国を対象に「Frequency of sex(性行為の頻度)」などの調査を行いました。
そのデータによると、もっとも頻度が高いのがギリシャで年間138回。続いて、クロアチア共和国が年間134回、セルビア・モンテネグロでは年間128回という調査結果が明らかになりました。
これらの国では2〜3日に1回のペースで夜の営みを行なっていることがわかっています。ちなみに世界平均が年間103回に対し、日本は年間45回なので、かなり少ない方ですね。
グローブ/イタリア
地中海の海岸線を持つヨーロッパの国・イタリア。情熱的で陽気、そして家族を大切にする人が多い国といわれています。そんなイタリアでは、ゴムのことを「グローブ」と呼ぶのだとか。
イタリア語では「GUANTO(グアント)」と書き、英語では手袋を意味するグローブです。ギリシャと同じように何かをかぶせる、または保護するという意味から由来しているのかもしれませんね。
イタリアは自動販売機の設置台数が多く、その数はヨーロッパ1位で約81万台(2017年時点)。もちろん現地では日本と同じようにゴムの自動販売機が存在しています。
また、日本ではイタリアのアパレルブランド「BENETTON(ベネトン)」とオカモト社がコラボしたゴムが、コンビニ限定で販売されています。カラフルで華やかなパッケージを目にしたことのあるかたも多いのではないでしょうか。