「神様の島」ってどんなところ?文化もグルメも盛りだくさんな「バリ島」の旅

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2025/04/05

バリ島」と聞くと、最初に思い浮かぶのは、美しいビーチに熱帯のフルーツといったところではないでしょうか?バリ島はリゾート地としてのイメージがとても強い場所ではありますが、文化もグルメもしっかりと楽しめる島。

しかもバリ独自のものもあれば、インドネシアの影響を受けているものもあり、とても魅力的な場所なんです。今回は初めてのバリ島旅行の前にぜひ知っておきたい情報をご紹介。旅に出る前にぜひイメージを膨らませてみてくださいね。

バリ島があるのは「インドネシア」

image by:Shutterstock.com

日本ではとても有名なリゾート地である「バリ島」。ハワイやグアムと並んで、美しい海に囲まれた島でのんびり過ごすために訪れる方が後を絶ちません。

ハワイもグアムも実はアメリカの一部であるように、「バリ島」もひとつの国の名前ではありません。バリ島は「インドネシア共和国」の一部。東南アジア南部に位置する、赤道にまたがる国です。

インドネシアは島の数が多い国としても知られていますが、そのなかのひとつが「バリ島」ということです。インドネシアにはほかにもたくさんリゾート島がありますが、そのなかでもバリ島は定番中の定番と言えますよね。

日本からバリ島へ行くには?

自然いっぱいの「デンパサール空港」image by:Cocos.Bounty/Shutterstock.com

日本からバリ島へ飛ぶのは、直行便が就航しているためとっても楽。成田空港から直行便でビューンと約7~8時間でバリ島にある「デンパサール空港」へ到着します。

意外と短いフライトですよね。ちょっと眠ったり、映画鑑賞していればすぐにバリ島が見えてきますよ。直行便を利用すれば短い休みを利用した弾丸旅も可能。乗り継ぎの必要がないのは旅先選びには嬉しいポイントですよね。

バリ島はどんなところ?

バリ島の大きさは東京都の約2.5倍ほど。その島の中に約432万の人々が暮らしています。島の主な産業は農業と観光業。街の真ん中から郊外へ行くと、田畑とジャングルが広がっています。バリ島はそれほど大きくない島ですが、エリアによってそれぞれ特徴があります。

①「ヌサドゥア」エリア

image by:Andrey Shapovalov cit/Shutterstock.com

バリ島きっての高級リゾートエリアが「ヌサドゥア」エリアです。セキュリティのしっかりした壁で囲まれたエリアで、家族連れでも安心。高級リゾートホテルが立ち並んでおり、客引きもいません。


マリンアクティビティ、ショーなどのエンターテインメント、大きなショッピングモールもありゴージャスでリッチな雰囲気を味わいたい旅にはぴったり。

②「ブノア」エリア

image by:Sondipon/Shutterstock.com

ヌサドゥアエリアよりも少しお手ごろ価格の宿泊施設やレストランが立ち並ぶのが「ブノア」エリア。

バリ島でマリンスポーツをするなら、ブノアエリアで決まりです。ショッピングをするためのお店などは多くありませんが、静かでとても落ち着いたエリアです。

③「クタ」エリア

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バリ島の中心となるのが「クタ」エリア。ビーチあり、お土産物屋さんあり、ローカルな食堂やマッサージ店もあり、ショッピングモールありとなんでもそろう活気のあるエリアです。初めてのバリならクタに行っておけば間違いありません。

観光客と現地の人々が混ざり合い、どの時間でもとても賑やか。スリや客引きが多いので、街歩きを楽しむときはできるだけ少ない荷物で出かけましょう。

④「ウブド」エリア

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中心部から少し離れた「ウブド」エリアは、バリの大自然が楽しめるとても美しい場所です。内陸部に位置しているためビーチはありませんが、その代わり美しい緑で溢れています。

ホテルも美しい渓谷をのぞめるものが多く、ゆっくりリフレッシュするにはぴったり。本格的なバリ舞踊のショーを見られたり、王宮や市場など見どころも多いです。バリの昔ながらの雰囲気を強く残しているエリアですね。

 


バリ島の言葉は?

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バリ島で話されている言葉は「バリ語」と「インドネシア語」です。バリ語は島民同士で使われる言葉で、一般的にはインドネシア語が使われています。インドネシア語もバリ語もどちらも急に覚えられる言葉ではありませんよね。言葉の問題で、個人旅行を諦めてしまうという方も多いでしょう。

ですが、心配は入りません。バリ島は観光地。英語は十分に通じます。それどころか日本人観光客が多いため、日本語が通じるレストランやホテルも多いです。初めての個人旅行でも安心して楽しむことができますよ。

バリ島の物価は?

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バリ島の通貨は「インドネシアルピア」です。観光リゾート地ということもあり、なんとなく物価は高そうなイメージがありますよね。しかし嬉しいことに、バリ島の物価はとても安いです。そのため円の変動をあまり気にせず楽しめるんですよ。

初めてバリ島を訪れたら、まずは外食費の安さに驚くことでしょう。ランチは200円~1,000円程度と低価格で十分な量の美味しい食事がいただけます。

ディナーは少し価格が上がりますが、それでも1,000円〜!「ワルン」と呼ばれる食堂でローカルフードを味わうのもよいですし、ホテルのレストランで豪華にディナーを食べるのもおすすめです。

バリ島でカードは使える?

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バリ島は世界的な観光地なので、多くのところでクレジットカードの使用が可能です。もちろん、地元の人が訪れるローカルな食堂やマーケットはまだ現金社会が残る場所もあります。ですがそれ以外のモールやお土産物屋さんでは使えるところが多いです。

ホテル、レストラン、ショッピングモールにマリンスポーツのお店でも利用可能です。現金がゼロでは少し不安なので、両方持って出かければ困ることはないでしょう。

バリ島内の移動手段は?

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バリ島には電車がありません。公共の交通機関はバスのみになりますが、インドネシア語もバリ語もできない状態ではなかなかハードルが高く、観光客向けとは言えません。

ただ、価格は30円程度と安いので、旅費を低予算で抑えたい人はトライしてみてもよいかもしれません。

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観光客が使うバリ島の交通機関は主にタクシーか、車をチャーターすること。バリ島の物価は安いので、タクシーは初乗り70円〜100円、1kmごとに65円〜80円ほど追加されます。メーターが動いているか、目的地までの相場はどのくらいかは必ずチェックしておきましょう。

郊外に出かける場合は車をチャーターするのが便利。運転手付きの車を8時間ほど貸し切りにして高くても8,000円〜(サイズによって異なります)。

数人での旅行であれば、かなり安く抑えられますよね。日本語を話す運転手さんもいるので、安心して観光を楽しめます。旅行会社に問い合わせてみてください。


バリ島は食事が美味しい!食べるべきグルメは?

バリ島にはたくさんのレストランや食堂があります。イタリアンもシーフードレストランも何でもありますが、押さえておきたいのはやっぱり地元の料理。バリ島の料理は程よくスパイシーで味わい深く、とても美味しいものばかり!食べるべきおすすめグルメをご紹介しましょう。

①定番中の定番「ナシゴレン」

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バリ島中どこででも出会えるのが「ナシゴレン」。日本でも名前はよく知られていますが、いまいちどんな料理かわからない方も多いのでは?

ナシゴレンはインドネシア風のチャーハンのこと。目玉焼きが乗っているのと、甘さとスパイシーさのバランスが抜群な味付けです。

食堂はもちろん、レストランにも必ずあるくらいの定番食。お店によって微妙に味付けも異なるので何度食べても飽きません。

②食べごたえ抜群!「ナシチャンプル」

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こちらも定番の「ナシチャンプル」。何種類か好きなおかずを選んで、ご飯の種類も選んで作るワンプレート・ディッシュのことです。

一度にさまざまな種類のおかずが食べられるのでお得感もありますし、ボリュームもたっぷり。食堂のカウンターに料理が並んでいるので、好きなものを好きなだけ選んで食べましょう。あまりたくさん選ぶとすごいボリュームになるので注意。「サンバル」という辛い調味料をかけて食べるのがおすすめです。

③あまーい「クロポン」は小腹が空いた時のおやつに

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辛すぎることはありませんが、それなりにスパイシーなバリ料理。辛いものを食べたら甘いスイーツもほしくなりますよね。バリ島だけのスイーツ「クロポン」がおすすめです。

クロポンはバリの伝統的なお菓子で、お餅のような生地の中にココナッツフレークがまぶされています。中には甘いシロップがたっぷり包まれていて、甘いものがほしいときにぴったり。屋台でも販売されているので、必ず見かけます。ぜひ試してくださいね。

 

バリ島の見どころは?

ビーチでのんびり、または思う存分ショッピングというイメージのあるバリ島ですが、観光地にもぜひ足を運んでおきたいところです。特にバリはインドネシアのパワースポットが多く集まる聖なる島。「神様の島」という異名があるほど、神聖な場所がたくさんあります。

①ウルワツ寺院

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断崖絶壁の上に作られた「ウルワツ寺院」。観光客は中に入ることが許されていない聖なる寺院ですが、その美しさから外から鑑賞する観光スポットとなっています。絶壁の上に建つ寺院は写真のような美しさ。特に夕日が沈む時間帯は格別で、多くの観光客が集まっています。

ウルワツ寺院ではバリ島伝統の「ケチャダンス」を見られることでも有名。寺院までとケチャダンス鑑賞がセットになった現地ツアーが出ているので利用するのがおすすめです。

②タナロット寺院

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こちらも素晴らしいロケーションに建立された「タナロット寺院」。こちらも寺院にはヒンドゥー教徒以外入場できませんが、寺院の下にある洞窟で神様の化身である蛇に出会えるようになっています。また、聖水をいただくことができ、バリの特別な力も授かれると信じられている場所なんです。

潮の満ち引きによって現れたり、消えたりする神秘的な洞窟へ足を運んでみては?ちなみに、ケチャダンスはタナロット寺院でも見られます。ウルワツ寺院のケチャダンスよりエキゾチックで優雅な雰囲気。迫力はウルワツ寺院、美しさならタナロット寺院といった感じですね。

③ゴアガジャ遺跡

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謎の多いミステリアスな遺跡として知られる「ゴアガジャ遺跡」にもぜひ行ってみましょう。誰が何のために造ったのかもはっきりわからない謎に包まれた遺跡。聞いただけでワクワクしますよね。

実際に行ってみるとなんだかちょっと怖いくらいの雰囲気。お土産物屋さんなどもあるのですが、メインの洞窟の入り口に施されたレリーフが結構恐ろしい表情です。神聖な場所なので恐ろしいわけはないのですが…。いや怖い。昔はこの洞窟は僧侶が祈りを捧げる場だったと言われています。

マリンアクティビティやリゾートホテルだけじゃない、バリ島の魅力をお伝えできたでしょうか?バリ島はのんびり過ごしたい旅にも、ゆったり過ごしたい旅にもおすすめ。

卒業旅行などで、好みが違ってどうにも決まらない!なんてときにとてもおすすめの場所です。物価も安く、グルメも楽しめるバリ島。ぜひ次の旅行はバリ島へ出かけてみては?

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元々インドア派だったはずが『恋する惑星』でウォン・カーウァイにハマり、初めての一人旅は上海へ。カメラ片手にどこへでも行くアクティブ旅女子になりました。現在は大学院に通いつつフリーライターとして、旅・アート・美容・ファッションをメインに活動しています。

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