実に面白い…日本とはちょっと違う、海外の「夜の生活」事情
アルコールより、夜の生活に依存している?/ロシア
あくまでも個人的な意見にすぎませんが、話を聞いた年配のロシア人男性によれば、「ロシア人はアルコールを克服しつつあるけれど、性への依存はやめられない」との話。
10年以上前、筆者にはシェアハウスでロシア人たちと一緒に暮らしていた経験があります。そのころのルームメイトたちによれば、ロシアはとにかく寒いため、魚や肉の脂肪分の多い脂身などを食べて胃を保護してから、ウォッカをひたすら飲みまくるスタイルが一般的だとのこと。
小さなグラスに冷えたウォッカをなみなみ注ぎ、胃袋に流し込む飲み方は、確かにとてもおいしかったです。しかしながら、ちょっと危険も感じます。
案の定、その手の飲み方を日常的にするロシア人は飲酒量が増えて、アルコール依存症に陥る人、早死にする人がたくさん出てきます。
調べてみると、最悪な時期ともいわれた1994年のロシア人の平均寿命は、なんと50代後半でした。
「日本人は長生きできるからいいけれど、ロシア人は人生が短いから、いまを楽しまなければ」といわれた言葉の意味を、いまさらながらに思い出しました。
しかしロシアはこの問題に対して、1990年代から本格的に国を挙げて取り組みを始めました。その結果は、着実に出ています。
WHO(世界保健機関)が2018年に発表した情報によれば、ロシアではアルコールの消費量が年間で7.69リットルとかなり減って、お酒の消費量が多い国ランキングでも、世界で51番目になっています。ちなみに日本は63位。
この消費量は、かつて最も消費量が多かったころと比べて半分以下の数字です。世代交代とともに、前の世代がやっていた無茶な飲み方を若者は避ける傾向もあるみたいですね。
ただ、「夜の生活については、ロシア人は変わらない」と友人はいいます。日本の若者のベッドイン離れが指摘されていますが、ロシア人は日に何度でもしていたい人が少なくないそう。
確かに、かつて英国の避妊具メーカーが行った有名な調査によれば、ベッドインの頻度が高い国の世界第2位に、ロシアが入っていました。
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この調査は2011年と10年近く前の調査ですが、友人いわく、いまでもトップレベルの回数を誇るのではないかといっていました。とにかく毎日でも、日に何度でも、求め、求められるみたいですよ。