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実に面白い…日本とはちょっと違う、海外の「夜の生活」事情

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2020/08/29

ピークに達しなくてもいい/オランダ

image by:Unsplash

最後はオランダ人の「夜の生活」について。冒頭でも独身者の夜のフレンド探しを推奨するオランダの動きを紹介しましたが、同国といえば、アムステルダムの中心地にある巨大な公園で、屋外での行為が黙認されているといった事実もあります。

性教育のスタートも就学前から始まるケースもあるくらい、性に対してオープンな国。

そんなオランダの夜の事情はどうなのか。かつて取材で訪れたときに知り合ったオランダ人男性に聞くと、「あくまでも個人的な意見だけれど、オランダ人の男性は意外にさっぱりしているかも」との話がありました。

オランダ人はベッドインの回数こそ多いけれど、それほど情熱的かといえばそうでもないとの話。極端なケースでいえば、男性が先に絶頂を迎えてしまえば、そのまま事が終わってしまうケースもあるのだとか。

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あくまでも1名の男性から聞いた話なのでオランダ人の夜の事情と大きくは語れませんが、確かにイギリスのdurex社がオランダで行った大規模な調査もその発言を裏付けています。

オランダ人女性4人のうち3人は、「毎回のベッドタイムでピークに達しないまま行為を終えている」のだとか。さらに男性の56%は、「必ずしも女性にとって絶頂は必要ではない」と考えているみたいですね。

こうした一方的に男性だけ絶頂を迎えればいいという考え方を、「The Orgasm Gap」と呼ぶそう。

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もちろん、この問題はオランダだけでなく、日本でもあるはずです。

日本のWebメディア「ローリエプレス」が日本人女性556名に対して行った調査によると、1回のベッドインでは「ピークを迎えた経験がない」(148人)、「ほとんどピークを迎えない」(105人)と回答しています。


およそ半数が1回のベッドインでピークに達しないまま、行為を終えていると分かります。

ただ、上述のWebメディアでも書かれている通り、日本の男性の場合は成人向けビデオが、良くも悪くも「夜の教科書」になっている面もあるはずです。なにしろ、夜の教科書になっている現状を嘆くイベントも、国内で開催されているくらいです。

そうした成人向けビデオの影響で、「1回のベッドインでは必ず相手を(できれば複数回)ピークまで到達させなければいけない」という考えが、男性の側に根強いと思うのですが、いかがでしょうか。

少なくともオランダ人のように、半数以上の日本人男性が「女性はピークに達する必要がない」と考えているとは、男性筆者としてなかなか思えません。

日本は性教育の遅れが指摘され、フィクションの世界が性行為のスタンダードになりつつある現状を、問題視する声があります。成人向けビデオ業界の一部では、出演者の人権侵害などの問題も報じられています。

しかし、少なくとも「The Orgasm Gap」に関していえば、男女双方がきちんとピークを迎えるべきという平等の考えを、視聴者に植え付けるプラスの役割は果たしているといえるのかもしれませんね。

今回は、世界の「夜の事情」について実際に聞き取り調査をしてみました。個人の見解や意見をご紹介したため、その国の全ての人がそうとは言い切れません。しかしながら、少なくとも日本とは違うベッドタイム事情が見えてきたのではないでしょうか。

パートナーやフレンドに限らず、円満な関係を築くためには「思いやり」が不可欠です。相手のことを尊重した上で、考え方や文化を受け入れつつ、愛のある行動を心がけていきたいですね。

 

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翻訳家/ライター。1979年東京生まれ、埼玉育ち、富山県在住。成城大学文芸学部芸術学科卒。国内外の紙媒体、WEB媒体に日本語と英語で執筆する。 主な訳書に『クールジャパン一般常識』(クールジャパン講師会)。

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