とりあえずビールはNG?外国人がビックリした日本の居酒屋文化
食事を済ませてから飲みにいく/ペルー出身
「ペルーではご飯を食べながらお酒を飲むことはほとんどないよ。お酒を飲むときはそれぞれ家でご飯を食べてからクラブやバーに集まって、ビールやカクテル片手にワイワイするんだ」(ペルー出身/日本在住歴2年)
自宅でしっかり食事をとってから出かけるというのがポイントですね。これはペルーに限らず、他の国でも食事と酒の場を分けることが多いようです。
「ベルギーでは食事は食事、飲むときはバーでお酒だけ飲むなど、食事と飲みの場が分かれているので、日本のように食べながら飲むという文化になかなか慣れませんでした。9年も日本にいると自然に慣れてきましたけどね(笑)」(ベルギー出身/日本在住歴9年)
「アメリカも食事とお酒を一緒に頼むところはそんなに多くないかな。バーはお酒を楽しむところとして、お酒以外のものを注文する人はなかなかいないね。
おつまみがあっても値段が高いし量も多いから、日本のように小皿で提供するのはとてもいいと思うよ」(アメリカ出身/日本在住歴8カ月)
日本はビールの種類が少ない/ベルギー出身
「日本はビールの種類が少ないですね。ベルギーはビールが1,000種類以上あり、ビールもワインのようにゆっくり飲みながら楽しむので、ツマミは出ませんしあまり必要とされません」(ベルギー出身/日本在住歴9年)
世界で1番ビールを生産するベルギーに敵わないのは当然というべきか…。現地の人からすると少ないと思われてしまうのですね。
しかし、スペイン出身の男性からは「日本人はビールをよく飲みますよね。スペイン人はビールよりワインを飲むので、人によってはグラスも使わずボトル飲みしますよ(笑)ワインの飲む量が比べ物にならないかもしれないですね」といった声が。国によってお酒の種類も好みもかなり違うことがわかります。
女性がお酌する風習は日本だけ/スイス出身
「日本は飲み会の席で女性がお酒を注ぐ風習があるらしいけど、スイスは基本的に自分で注ぐね。お店の人が入れてくれることがあっても、女性がお酌をするマナーはないわ」(スイス出身/日本在住歴4年)
現在は「女性だから」という理由でお酌などの接待を強要すると、セクハラの可能性があるとみなされることがあります。一方で、昭和を感じる一部の日系企業ではいまだにこの風習が受け継がれていることも事実。
みんなが平等に楽しめるために、誰かが嫌な思いをする風習はどんどんなくしていきたいですよね。