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2020/10/22

京都府北部唯一の国宝建造物へ

すると突然、木立の中に朱塗りの建物が!あまりの鮮やかさにびっくりしていたら、目の前を鹿が横切って行き、あまりの幻想的な風景にしばし立ちつくしてしましました。こんなことってあるんですね。

この美しい朱塗りの建物は宝治2(1248)年に建てられた京都府北部唯一の国宝建造物・光明寺二王門。平成30(2018)年に約3年かけて行われた修復工事が完了し、美しく生まれ変わりました。

建物は入母屋造の二重門で、屋根は全国的にも珍しい栗の栩葺(とちぶき)。少し落ち着いた朱色は修復時に成分分析をして当時の色を作成。約750年前の創建時の色に戻りました。

どこかかわいいお顔の二王様。
ちょっとベビーフェイス?

門の左右に安置された二王様は慶派(仏師の一派)の作です。

秋は紅葉がきれい

光明寺は推古天皇の時代に聖徳太子が創建し、その後、醍醐寺開祖 聖宝理源大師が真言道場の地として中興しました。平安から鎌倉時代の最盛期には山上山下に72坊もの寺院を有した一大聖地だったのだとか。

それが戦乱や明智光秀らの焼き討ちにあい本堂や諸堂は消失。この二王門は諸堂から離れていたため今日まで残ったのだそうです。

二王門をくぐり、さらに山道を歩いていきます。途中、左右にいくつか平地があり、いくつもの坊(大きなお寺の付属する小さな寺院)が立ち並んでいたことがうかがえます。

しばらく歩くと階段が見えてきました。階段の手前には公衆トイレがあります。ここから先はトイレがないので、こちらで行っておくのがオススメ。


煩悩の数と同じ108段の階段を上って天保7(1836)年創建の本堂に到着。

見事な彫刻は丹波・丹後一円で活躍した彫氏・中井権次一統の手によるもの。特に龍の彫刻が素晴らしいことでも知られているので必見です。

綾部の里の味をお弁当で堪能

さーて、お待ちかねのランチタイム! お腹がすきました。お弁当はお寺の境内でいただくことに。ここからの眺めも素晴らしい!

今日のお弁当は、「あやべ温泉弁当/500円」。地鶏の唐揚げと卵焼き、綾部のおいしいお米で炊いたご飯が入っています。あんまり量が多いとこのあと歩くのにお腹が重くなってしまうので、これはちょうどよい量でした。

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